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Windows 7のβ1をインストール、その第一印象は?(2/2 ページ)

» 2009年01月13日 15時43分 公開
[Joe Wilcox,eWEEK]
eWEEK
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 Windows 7のインストールは何ら問題なく進んだ。ソニーはいまだに新しいノートPCにWindows Live OneCareを搭載して出荷しているが、Microsoftは同ソフトウェアの販売打ち切りを決定している。そのため、当然ながら、OneCareはWindows 7には対応していない。なお、MicrosoftはWindows 7向けのウイルス対策として、AVGとKaspersky Labs、Symantecの3社の製品を推奨している。わたしはまず手始めにAVGの30日間のトライアルをダウンロードした。

 そのほかのソフトウェアの互換性についてチェックするには、まだあと数日はかかりそうだ。MacからWindowsに移行したり、新しいノートPCに移行したり、Windows 7に移行したりなど、やらなければならないことが山ほどある。Windows 7に対するわたしの第一印象は、Vistaに対するものよりも良い。起動にかかる時間も大幅に改善されている。新しいタスクバーについては、まだ感想は定まっていない。機能性は素晴らしいが、まだまとまっていない感もあるからだ。どんな製品であれ第一印象は大切だが、いずれにせよ、Windows 7に関しては今のところあらゆる点で好印象を抱いている。

 Windows Vistaにはたくさんの問題があるが、特に大きいのは感情的なものだ。Vistaを長く使い続けたいと思う人などいないだろう。Vistaには何らプラスのイメージがない。もっとも、Vistaに対して怒りや不満を感じるのは当然だ。Windows 7に関しては、これまでのところ、そういったことは一切ない。誰かがツールバーについて適切なユーザービリティのテストを行っていたが、実際、このツールバーは正しい方向に改善されている。わたしなど、「この新しいツールバーを丸3日間使えば、もうVistaやXPには戻れなくなるのでは」と思うくらいだ。そして、プレビューのスタック表示や簡素化されたアイコン通知領域、ウィンドウを透明化してデスクトップ上のガジェットを確認する機能などを見ていると、WindowsがMac OS XのDockやFinderよりもはるかに優れた製品に思えてくるほどだ(ああ、これで一部の向きから激しい非難のコメントが寄せられるのは確実だ)。

 Windows 7に対する愛着は急速に高まっている。わたしはWindows 7には、これまでVistaには決して感じることのなかった好印象を抱いている。もっとも、まだほんの表面をなぞったにすぎない。われわれの相性について断言するのは時期尚早だろう。

 相性はWindows 7だけで決まるものではないからだ。AppleファンはMac OSを褒めちぎるが、Mac OSはMacの出発点にすぎない。つまり、Macを機能的かつ魅力的にするのはAppleのiLifeの役割だ。Windows Liveがわたしの期待に沿うものであるかどうかについては、まだ断言できない。何しろ、Windows Live Mailは2台のIMAPサーバの同期化にほとんど丸1日を費やした。あまりにお粗末だ。Apple Mailは迅速な同期化が可能だ。少なくとも、そう見える。わたしは数カ月前にもLive Mailで同様のパフォーマンスを体験しているが、それはβ版での話だ。今回のは正式版のはずなのに。正直、正式版にはもっと期待していた。

 以上、Windows 7のβ1に関するわたしの体験を手短にまとめてみた。次は皆さんの番だ。皆で情報を共有しようではないか。皆さんのコメントをお待ちしている。

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