Google、デスクトップ検索新版など新サービスを一挙公開

「Google Desktop 4」のほか、コミュニティーサービスの「Google Co-op」、ノート保存サービスの「Google Notebook」、検索動向をチェックできる「Google Trends」が公開された。

» 2006年05月11日 08時26分 公開
[ITmedia]

 米Googleは5月10日、新サービスの「Google Co-op」「Google Desktop 4」「Google Notebook」および新ツールの「Google Trends」を発表した。

 コミュニティーサービスのGoogle Co-opはβ版を公開。企業や個人が自分の専門分野に関連したWebページにラベルを付けたり専門リンク集を作成し、ユーザーがこれを登録して自分の検索に活用できる。

 例えば医師が関節炎に関連したWebページにラベルを付け、ユーザーがこの医師の情報を登録しておくと、検索結果の上部に「治療」「症状」といった詳しい情報を探せるオプションが表示される。

 Googleでは第一段階として、パートナーと協力して健康/医療およびタウン案内のWebページでラベルを作成。レストランや映画といったカテゴリー別のリンクを表示している。

 デスクトップ検索の新版となるGoogle Desktop 4のβ版は、新ツールの「Google Gadgets」が導入された。このツールではデスクトップにミニアプリケーションを表示して、ゲーム、メディア再生ソフト、天気予報、ニュースなどパーソナライズされた情報を提供する。Google Desktop Gadgets APIで独自のガジェットを作成して公開することも可能。

desktop はてなとGoogle Calendarのガジェットを組み込んだ

 また、コンシューマー、エンタープライズ版とも、ネットワーク管理者が「Search Across Computers」の機能を無効にできるオプションが導入された。

 言語は今のところ英語版とフランス語など欧州言語版をリリース。今後ほかの国の言語でもリリースする方針だとしている。

 Google Notebook(注:5月11日8時現在、一時的にサービスが提供されていないもよう)はオンラインで調べ物をした内容を保存・整理しておけるサービス。Google Labsで提供している。自分が閲覧したページのテキストや画像、リンクをクリッピングして、オンライン上で自分の“ノート”に保存することが可能。このノートにはどのコンピュータからでもアクセスでき、ほかのユーザーと共有することもできる。

 Google Trendsは、検索ランキングのGoogle Zeitgeistを基盤として開発されたツールで、Google Labsで提供。世界のGoogleで検索された用語に関する動向や傾向、時間の推移に伴う変化をチェックできる。

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