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» 2006年08月29日 21時46分 UPDATE

メイド・イン・ジャパンの「高級路線」カードケース

山陽プレス工業のアルミニウム製カードケース「ドライカードケース」は、設計から生産まで自社内で行っている。ワンプッシュオープン、収納スペースの区分、絞り加工などの工夫があり、国産の「高級路線のカードケース」を目指している。

[吉田有子,ITmedia]

 東京都北区にある山陽プレス工業は、デジタルカメラのケースや自動車の部品など、各種金属部品を製造する会社だ。同社は「SUNS」というブランド名で、アルミニウム製のカードケースを生産している。金属製カードケースは、コストダウンのため海外で製造することがほとんどだが、同社は金型の設計から生産まで自社内で行っている。

 SUNSブランドのアルミニウム製カードケース「ドライカードケース」は、自社内で設計することで達成したこだわりがいくつかある。まず、ケースの側面にはボタンがあり、押すと開くというワンプッシュオープン形式。これは片手でも開けられるというユニバーサルデザインを目的としたものだ。また、収納部は2つに区切れるようになっており、名刺なら、受け取った名刺と自分の名刺を分けて入れられる。

 さらに、四隅の「絞り成形」も特徴のひとつだ。一般的なカードケースは1枚の板を曲げて、側面に別の板を接着する「曲げ成形」を採用している。絞り成形は、1枚の板に圧力をかけることでなめらかな角を作るもので、まず金属を伸ばし、それから曲げることになる。伸ばすときにしわ・割れが生じやすく、それを防ぐ技術が必要となり、コストがかかるので一般には採用されにくい。しかし、曲げ成形のような隙間ができず、デザイン的にもすっきり見える。

 また、金属製カードケースは電磁波をほとんど通さないため、ICカードを入れておけば、満員電車などでの非接触式カードリーダーによるスキミング対策にもなる。同社では、経済産業省や厚生労働省の指定検査機関で検証し、ドライカードケースからは外部から読み取れるような強い電磁波を漏洩しないことを確認し、実用新案に登録した。

 同社は今後も「SUNS」のブランドで新型のカードケースを作っていく予定だ。SUNSの製品は文具店で販売するほか、同社のWebサイトを通じた販売も行っている。ドライカードケースはシルバー、ブラック、ブルー、ピンクの4色があり、価格は3675円。

yy_drycard01.jpg ケース内に見えるクリップでカード収納部を2つに区切ることができる

yy_drycard02.jpg 「SUNS」のロゴにはダイヤカット、本体にはヘアライン加工とコストのかかる仕上げになっている

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