ブラウザ新バージョンの秋Biz.ID Weekly Top10

米Microsoftが10月18日にInternet Explorer 7の正式版をリリースしたのに続き、25日にはMozilla FoundationがFirefox 2.0をリリース予定と、ブラウザのバージョンアップが相次ぐ。

» 2006年10月24日 22時30分 公開
[吉田有子,ITmedia]

 米Microsoftが10月18日にInternet Explorer 7(IE 7)の正式版をリリースした(10月19日の記事参照)のに続き、25日にはMozilla FoundationがFirefox 2.0をリリース予定(10月23日の記事参照)と、ブラウザの大きなバージョンアップが相次ぐ。

 今週のランキングで2位と3位を占めたのは、現在のところ英語版だけがリリースされているIE 7のインストールから特徴的な機能までを紹介した記事で、IE新バージョンへの関心の高さをうかがわせる。

 一方、5位となったのは、Mozilla JapanによるFirefox 2.0の発表会の記事だ。Mozilla Japanによると、Firefoxのシェアは日本では約9%だという。筆者の周りでも、以前はWindowsユーザーでタブブラウザを使う人はSleipnirなどのIEコンポーネントブラウザの利用者がほとんどだった。しかしFirefoxのカスタマイズ性が受けたのか、この1年程度でIT系技術者を中心にFirefoxの認知度と利用者はかなり増加した印象がある。筆者も半年ほど前からメインのブラウザをFirefoxとしており、ブログなどで評判の良い拡張機能を見つけるとついインストールしてしまう。

 Mozilla Japanによる発言を信じるなら、Firefoxの広がりに対して巻き返すべくMicrosoftはIE 7にタブ機能やRSS対応など一気に多くの機能を盛り込んだということになる。確かに魅力的な機能も多いが、まだ不安定でフリーズもするというIEと、増えたとはいえまだシェア9%のFirefox。今後のブラウザ戦争を見守りたい。

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