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» 2006年11月29日 22時39分 UPDATE

アンテナハウス、PDFに“ひと手間”かけて便利にするソフト2種を発売

アンテナハウスは、PDFファイルにテキストボックスを設置し、申請書などをプリントアウトせずにPCから直接書き込めるソフト「書けまっせ!!PDF2」とPDFファイルにしおりや目次を作成することで、長いPDF文書の閲覧性を上げるソフト「アウトライナー」を発売する。

[吉田有子,ITmedia]
yy_pdf08.jpg 「書けまっせ!!PDF2」パッケージ
yy_pdf09.jpg 「アウトライナー」パッケージ

 アンテナハウスは、PDF書き込みソフト「書けまっせ!!PDF2」(7980円)、PDF編集加工ソフト「アウトライナー」(1万6800円)を12月下旬に発売する。

 いずれもWindows 2000/XPをサポートし、Windows Vista対応版は2007年3月までに発売の予定。PDFのバージョンはOpenTypeフォントの埋め込みに対応した1.6までをサポートしている。


PDF内にテキストボックス、Excelからのコピー&ペーストもできる「書けまっせ!!PDF2」

 会社に何かを申請する場合、イントラネットからPDF形式の申請書をダウンロードしてプリントアウトし、手書きで記入して提出することになっている職場は多いのではないだろうか。

 2006年1月に発売された「書けまっせ!!PDF」は、新しくPDFファイルを作成する「PDF作成ソフト」とは異なり、PDFファイルに書き込めるソフト。PDFファイル内の枠を自動的に認識してテキストボックスにできるので、申請書などをプリントアウトせずにPCから直接書き込める。記入後は別のPDFファイルとして保存が可能だ。また、枠と関係なく任意の場所にもテキストボックスを設定できるため、提案書などのPDFファイルを複数人で作成するときにコメントを書き込むことにも使える。

yy_pdf03.jpg PDFファイル上の枠を自動的に認識してテキストボックスにできる

 12月下旬に発売となる「書けまっせ!!PDF2」は「前バージョンからのフルモデルチェンジとして、多くの新機能を追加した」とデスクトップ製品グループの畑中堅一氏は言う。新機能の1つとして、口座番号などを入力させるために、テキストボックス内の文字数を指定できる。


yy_pdf04.jpg 口座番号を入力させるために、テキストボックスの入力文字数を7にした

 さらに、書き込みの際には、1文字単位でフォント種類、文字サイズ、文字色、文字修飾(強調、斜体、下線)の選択が可能。また、数字のカンマ区切りの有無、通貨記号、日付書式も指定可能で、縦書きにも対応した。

 Excelデータの差し込み機能も備えた。Excelからコピーしたデータを、差し込み枠を用意したPDFにペーストして書き込める。

yy_pdf05.jpg ExcelからコピーしたデータをPDFにペーストできる

PDF文書に「しおり」や「目次」を作成する「アウトライナー」

 数十ページ以上のPDF文書を読む必要があるとき、文書の全体構成がわからない、特定の章や節にジャンプしたいのだが場所が分からない――という読みづらさを感じることがある。これをカバーするためにPDFには「しおり」という機能があるのだが、「その機能自体を知らない、手作業でのしおり作成は手間がかかる、などの理由で活用されていない場合が多い」とPDF製品グループの井上務氏は指摘する。


 「アウトライナー」はPDF文書に「しおり」や「目次」を作成して閲覧性を向上するためのソフト。しおり作成はAdobe Acrobatでも可能だが、アウトライナーの独自機能として、自社開発のエンジンでPDFファイルの内容を解析し、しおりになる部分を抽出する機能がある。そのほか「複数のPDFを同時に開き、タブ形式で閲覧できるなど、編集画面の細かいところでAcrobatより使いやすくなっている」(井上氏)


yy_pdf07.jpg アウトライナーでしおりを抽出する

 さらに、PDF内に目次のページを作成し、目次から該当するページへのリンク、CSV形式でのしおり内容を書き出し・読み込み、ページ番号の付け替えやページの削除・移動が可能だ。

yy_pdf06.jpg PDF製品グループの井上氏
yy_pdf02.jpg デスクトップ製品グループの畑中氏

2007年は「PDFを紙のように使いやすく」

yy_pdf01.jpg 小林徳滋代表取締役

 アンテナハウスは2004年8月にソースネクストから、2005年6月には自社からPDF関連ソフトを発売したが、「当時はまだPDFに真正面から取り組んではいなかった」と小林徳滋代表取締役は振り返る。その後、顧客からPDF関連ツールの要望が多いことで「PDFはすでに仕事場のプラットフォームとなった」と認識し、PDFに真剣に取り組むようになったという。

 1000日間にわたってPDFの話題を提供するブログ「PDF千夜一夜」を2005年10月に開始し、すでに400日が過ぎている。同代表取締役は「PDFを紙のように使いやすく」と2007年の目標を掲げた。

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