原稿の放置や盗難を防止――見やすいところに排紙するNECのビジネス複合機仕事耕具

NECのビジネス向け複合機「NEFAX IP5000/IP3000」は、FAXで受信した原稿を本体上面に排紙する機構を採用。原稿の受信が一目で分かるという。

» 2007年05月08日 13時24分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 NECとNECアクセステクニカは、ビジネス向け複合機「NEFAX IP5000」と「NEFAX IP3000」の2機種を発売する。5月24日に出荷を開始する。FAXで受信した原稿を本体上面に排紙する機構を採用しており、原稿を受信したことが一目で分かるという。価格はNEFAX IP5000が73万2900円、NEFAX IP3000が57万5400円。

NEFAX IP5000

 NEFAX IP5000/IP3000は、原稿の放置や盗難の防止機能を強化したビジネス向け複合機。受信原稿の排出口と積載部を本体上面に設けており、FAXで受信した原稿を確認しやすくなった。また、不在時の原稿の放置や盗難を防ぐ「おでかけ受信」機能を搭載。本体のボタンを押すことで、外出時や不在時に受信した文書の印刷を保留し、文書をメモリに蓄積する。再度ボタンを押すと、保留していた受信文書を印刷する仕組だ。

 NECによれば、以前は他社でも原稿を装置の上面に排紙する機構を備えた製品があったという。ただし、現行機種でこうした機構を備えているものはなく、NECでも初めての採用となった。

 このほか、メールのプロトコルを利用したインターネットFAXに加え、NEC独自のIPアドレスFAX機能とSIP-FAX機能を搭載。NECの対応機器によるIP電話環境でSIP-FAX機能を利用すれば、FAXを利用する場合でも、通常のFAX通信に比べ安定した通信品質を実現できるという。

 また、オプションとして原稿受信時にランプとブザーで通知する「着ライト」(7万5600円)を用意。1台のFAXに複数の番号を割り当てている場合も、番号ごとに着信通知の有無やランプ点灯色、ブザー音などを設定できる。緊急用の番号をあらかじめ設定しておけば、その番号への着信時のみに着信通知を行うこともできるようになっている。

 NEFAX IP5000/IP3000の大きさは操作パネルを上げた状態で、599(幅)×677(奥行き)×395(高さ)ミリ。重さは36キログラム。

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