「お腹がグー」──会議の赤っ恥経験

「居眠りした」経験は数多く、「お腹がグー」から「漢字が書けなかった」まで。20代、30代ビジネスパーソンが経験した“会議の赤っ恥経験”とは。

» 2007年09月21日 20時51分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 出席した会議で思わず“赤っ恥をかいた”経験は誰にでもあるもの。ではどんな経験が多いのか。

 コクヨビジネスサービスが、都内に勤務する20代、30代のビジネスパーソンにアンケートを行ったところ、1位は「居眠りした」(25.9%)。そのほかにも「お腹がグーと鳴った」(3位、24%)など、“ケアしきれない生理的現象”が多く見られた。

 思わず「あるある」と答えそうなのが、2位の「資料のコピーが足りなかった」や、「作った資料が間違っていた」「PCやソフトがうまく作動しなかった」といったトラブル。社内会議ならともかく客先でのミーティングなどでは“赤っ恥”に分類されそうだ。

ホワイトボードに書く漢字が分からなかった

 緊張した結果なのか、知的に恥ずかしいという経験も多い。「質問に対して適当に回答したら突っ込まれた」という経験は23.9%が挙げた。「ボードに書く漢字が分からなくて書けなかった」も12.4%と、ワープロ時代が始まって以来の悩みか。「資料の漢字が読めなかった」(7.4%)もしかり。

 ちなみに漢字を書こうとして書けないときに何で調べるかというと、20代の79%、30代の62%が「携帯電話の漢字変換」と答えている(文化庁 平成18年度「国語に関する世論調査」より)。

 赤っ恥というより、しらける系の回答も多かった。代表例は「会議室がバッティングしていた」(13.7%)。ほかにも「ホワイトボードマーカーのインクが出なかった」(11.7%)や「テレビ電話がうまくつながらなかった」(5%)なども挙がった。

会議必須のアイテムはホワイトボード+PC、プロジェクター、LAN

 これらは、ホワイトボードやテレビ電話が会議に必須のアイテムになっていることも関連していそうだ。白熱する会議・打ち合わせ・ミーティングに欠かせないアイテムを聞いたところ、トップは「ホワイトボード」で65.5%。それだけでなく会議にIT関係設備は必須になってきているようだ。「PC」(44.3%)、「プロジェクター」(37.6%)、「LAN」(24.8%)と、軒並み欠かせない度が高い。

 ちなみに熱中する会議のテーマとはどんなものなのか。トップは「新規プロジェクト」で38.6%が挙げた。2位は「勉強会」(25.7%)。未知へのチャレンジに関するテーマに集中していると、コクヨでは分析している。逆に熱中しない会議としては、「予算決定」(10.9%)、「人財育成」(11.3%)などが挙がっていた。

 この調査は都内の民間企業に勤務する、従業員規模500名以上の正社員で、週2回以上会議や打ち合わせを行う20〜39歳のビジネスパーソンに、インターネット上で実施した。期間は8月31日から9月2日。有効回答数は1030名だった。

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