ScribdのiPaperはブラウザからFlashドキュメントを閲覧できる。Google AdSense広告を挿入して、収入を得ることも可能だ。
オンライン文書共有サービスScribdは2月19日、Flashベースの文書ビュワー「iPaper」を発表した。
iPaperは、専用ソフトを使わなくても、ブラウザから直接Flashドキュメントを閲覧できるというもの。Adobeの文書ビュワー「FlashPaper」に代わるものだと同社は述べている。同社は以前サイト上でFlashPaperを使っていたが、Adobeは同ソフトの開発を終了している。
iPaperではドキュメントをサムネイル表示したり、本のように見開きで表示することもできる。ドキュメントをWebページやブログに埋め込んだり、電子メールで共有することも可能だ。PDFのようにズームやテキスト検索の機能もある。
またiPaperはGoogle AdSenseに対応しており、ユーザーはiPaperドキュメントの内容に合った広告を挿入して収入を得ることができるという。
Scribdはこの日、サードパーティーのWebサイトにiPaperを統合するためのツール「Scribd Platform」もリリースした。Scribd APIや、Webサイト上のPDFをiPaperドキュメントに変換するQuickSwitchツールを含む。ファイルストレージ企業Box.netは既にScribd Platformを採用しており、ユーザーがiPaperを使って文書を閲覧できるようにしている。
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