SLから最新のぞみまで“増発”、トンボが「電車鉛筆」第2集を限定発売仕事耕具(1/2 ページ)

車両イラストを側面に施し、列車の車両に見立てた「電車鉛筆」。精巧なラインが人気のこの鉛筆に、ゆうづる、SLやまぐち号、スーパービュー踊り子、のぞみ、北斗星ほか新旧JR8種が“増発”。元少年から現少年まで、幅広く心をつかみそうだ。

» 2008年04月01日 14時30分 公開
[豊島美幸,ITmedia]

 トンボ鉛筆は4月4日、ゆうづる、SLやまぐち号、スーパービュー踊り子、のぞみ、北斗星ほか新旧のJR鉄道8種類の車両イラストを側面に施し、列車の車両に見立てた「電車鉛筆」の第2集を発売する。「電車鉛筆」は、実物の約870分の1のスケールで、サイズが6.7×6.7×176ミリ(幅×奥行き×高さ)の四角い鉛筆。JR東日本や、JR東海、JR西日本の許可を得て製作した。


北海道から九州まで、人気の新旧鉄道を“増発”

 「電車鉛筆」シリーズは2007年9月に第1集が発売。好評を博した。今回はその要望に応えた第2集だ。1シリーズで1パッケージ。2種類の車両が各3本ずつ、濃度2Bの鉛筆が計6本入っており、493円で発売する。 

 JR東日本の車両のみに特化した第1集と違い、第2集には北は北海道から南は九州まで走る、各地域に身近なJR東日本、JR東海、JR西日本の人気鉄道がバランスよく入っている。

 “増発”した車両は、1968年10月にデビューした「ゆうづる」から、2007年7月のデビュー間もないN700系「のぞみ」まで新旧の人気車両8種。そのセレクトには企画担当者のこだわりがある。

第2集 車両名 デビュー年月 最高時速 運行区間
05 N700系のぞみ 2007年7月 300キロメートル 博多〜東京
583系はつかり・はくつる・ゆうづる 1968年10月 時速120キロメートル 上野〜青森
06 500系のぞみ 1997年11月 300キロメートル 博多〜東京
231系1000番代 東海道線/東北・高崎線 2004年10月 120キロメートル 小田原〜東京〜宇都宮など
07 251系スーパービュー系踊り子 1990年4月 120キロメートル 東海道本線、伊豆急行線など
C57+12系SLやまぐち号 1979年8月 100キロメートル 新山口〜津和野
08 EF81+24系北斗星 1988年3月 110キロメートル 上野〜札幌
113系2000番代(湘南色) 1988年3月 110キロメートル 東京〜伊豆・静岡など

 まず05シリーズ。担当者によると、最新のN700系が話題性に富む一方、583系は“お父さん世代”には絶大な人気を誇っている。

 続く06シリーズの500系は、最新のぞみと世代交代し、2010年3月をめどに博多〜大阪間へと区間短縮する予定の新幹線。だがロケットのような車両デザインは依然として人気が高い。そして231系は、通勤列車のなかでも長距離を走行しているため、多くの人に親しまれている。

 07シリーズの251系は、色、形とも子どもに人気がある。一方、SLやまぐち号は、ファンが多いSLの中でも特に、「明治風」「大正風」「昭和風」「欧風」「展望車風」といった客車名のユニークさで人気が高い。

 そして08シリーズの北斗星は、大人から子どもまで幅広い認知度を誇る寝台特急。113系はオレンジ×ミドリの色をしている近郊列車で、誰でも一度は目にしたことがあり身近だという。

 このように、幅広い年齢層の心をとらえそうなラインアップを揃えた。こだわったのは車両のセレクトだけではない。

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