自分が抱えている課題を明確にする、というだけではあまりにも漠然としているため、なかなか手がつけられないかもしれません。どうすれば自分が抱えている課題を明確にしたことになるかが定義できていないからです。そこで、次のようなワークに毎日取り組むようにします。
何も見ずに5分間考えて書き出したリストを便宜上「自分が抱えている課題」ということにしてしまうのです。もちろん、もっと時間をかければより多くの課題が出てくるでしょう。でも、そうなるとキリがありませんし、そもそも締め切りに追われている状況ではこうした作業にあまり長い時間はかけられないはずです。
ポイントは毎日続けることです。5分間ではたいした分量は書けないかもしれませんが、毎日続けることで、書き出される課題の濃淡が浮かび上がってくるでしょう。「毎日思い浮かぶ」課題もあれば、「たまにしか思い浮かばない」、あるいは「めったに思い浮かばない」課題もあるかもしれません。
前日に書き出したリストも含め、何も見ずに書いているわけですから、それでも毎日書き出される課題があれば、よほど関心があると判断できます。
また、時間を区切ることによって、たとえ気が進まない日であっても「5分たったらやめてもいい」という“ゆるさ”が、継続を後押ししてくれるはずです。5分さえ惜しいということであれば、3分あるいは1分に短縮するのもありです。とにかく毎日一瞬でも課題に目を向ける時間を確保することです。
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