[Ctrl]+[X][C][V]をマスターしたら――いちいち考えなくても勝手に指がそこにいくようになったら、次に覚えるのは[Alt]+[Tab]だ。これを覚えると、周りからは何が起こっているのか分からないほど操作速度が上がる。ぜひ、体に染み込ませるべし。
では[Alt]+[Tab]を押すと何が起こるか。開いているウインドウが切り替わる。ポイントとなるのは、もう一度押すとさっき開いていたウインドウに戻ることだ。つまり、
こんな操作がすげー速くできるようになる。
タッチタイプができる人なら左手の人さし指を[F]キーに置いているはず。ここから、手首を左に20度くらいひねると、ちょうど[Alt]キーに親指が、[Tab]キーに薬指あたりがくるはずだ。クイっとひねって[Alt]+[Tab]、すぐにホームポジション、そしてひねって[Alt]+[Tab]。このリズムである(こちらの記事も参照)。
ちなみにタブブラウザを使っている人は、ステップアップとしてFirefoxを高速に操作する10の技を読んで、さらにショートカットを覚えよう。
ショートカット脱初心者に向けて、最後に覚えるのが[Ctrl]+[A]と[Ctrl]+[Z]、そして[Ctrl]+[S]
ショートカット | 機能 | 覚え方 |
---|---|---|
[Ctrl]+[A] | すべてを選択 | Allの「A」 |
[Ctrl]+[Z] | やりなおし | アルファベットの最後 ※どなたか「Z」である理由を知っていたら教えてください |
[Ctrl]+[S] | (上書き)保存 | Saveの「S」 |
まず[Ctrl]+[A]を覚えると、ショートカットの幅が広がる。すべて選択して○○に貼り付ける。これをマウスでやろうとするとけっこう面倒なのだが、ショートカット使いならこうやる。
ここまで2秒もあればOK。ここまでの3つのショートカットだけでも、かなりの高速化が実現する。
[Ctrl]+[Z]は、組み合わせるというよりも困ったら押すショートカットだと覚えておく。「やりなおし」の名前の通り、さっきやった操作を取り消せる。「あ、間違ってファイルをゴミ箱に入れてしまった!」なんてときも[Ctrl]+[Z]。「あ、ばっさり違うところを削除してしまった!」なんてときも[Ctrl]+[Z]。困ったら、とにかく[Ctrl]+[Z]だ。
最後の[Ctrl]+[S]は保存。編集したら即座に保存。OSがクラッシュする前に保存。指が止まったら保存だ。文章を書くときに、将棋を指すように[Enter]をパァーンとたたく人はけっこう多い。でも、どうせ癖にするなら[Ctrl]+[S]なのである。
ショートカットではないけれど、覚えておきたい操作をいくつか。
キー | 起こること |
---|---|
[Tab] | 次のフォーカスへ。例えば、ダイアログやWebアプリケーションで押してみてほしい |
[Enter] | 決定。分かっちゃいても案外マウスで「OK」を押していたりしませんか? |
[Space] | チェックボックスにチェック。Webアプリケーションにて |
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