LCOSパネルで滑らか高画質 キヤノンの反射型液晶プロジェクタ仕事耕具

キヤノンは液晶プロジェクタの新製品「SX80」を発表した。自社開発のLCOSパネルを搭載しており、格子模様のない滑らかな画質を実現したという。

» 2008年06月04日 16時16分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 キヤノンは6月3日、液晶プロジェクタの新製品「SX80」を発表した。自社開発のLCOSパネルを搭載しており、透過型液晶パネルのプロジェクタに比べて滑らかな画質を実現したという。発売は6月下旬で、価格は47万400円。


 同価格帯の多くのプロジェクタが採用している透過型液晶パネルとは異なり、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)方式の反射型液晶パネルを搭載している。透過型液晶パネルは、LCDに対して光を当てたときに映像に細かい格子模様が出てしまうという問題があったが、LCOSパネルを採用することでこの問題を解消した。「(透過型で出てしまう格子模様は)ちょうど障子に光を当てて透過したようなイメージ。LCOSパネルは反射型なので、格子模様のない滑らかな画像を投影できる」(キヤノン)

 輝度は3000ルーメンで、解像度はSXGA+(1400×1050ピクセル)。インタフェースには、DVI-I、HDMI(バージョン1.3)、ミニD-Sub、コンポジット、S-ビデオなどを備え、Ethernetでネットワーク接続もできる。USB接続による「PictBridge」規格にも対応し、デジタルカメラなどを直接つないで映像を投影することが可能だ。ビジネス用途だけでなく、映画鑑賞などホームユースも想定しているという。

 フォーカス調整、歪み補正、色補正などをすべて1ボタンで行う「オートセットアップ」機能によって、最短4秒でセッティングが整う。サイズは332×340×121ミリ(幅×奥行き×高さ)で重さは5.2キロ。天吊設置時のための金具はオプションで用意する。

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