水の力で座り心地アップ キングジムのウォーターマットクッションに座ってみたISOT 2008

ウォーターマットを内蔵したイス用クッション「アキュマット」は、水の流体移動を利用して座圧を効果的に分散。姿勢を変えても体を安定したバランスに保ち、疲れにくい。

» 2008年07月10日 18時04分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 毎日オフィスでPCとにらめっこしている人の中には、1日中イスに座りっぱなしという人も少なくないはず。そうするとどうしてもおしりが痛くなるし、痛みを和らげようと座り方を変えれば、今度はおかしな姿勢になって体の妙なところが痛くなったりする。

 ISOT 2008のキングジムブースで見つけた「アキュマット」は、中にウォーターマットが入ったイス用クッションだ。水の流体移動を利用して座圧を効果的に分散し、心地よい座り心地を体感できるらしい。7月24日発売で、価格は1万3440円。


(左)ウォーターマットを引っ張り出して座ってみた。綿やウレタン製のクッションとは違った感覚だ (右)アキュマット未使用時と使用時の座圧の違い。寒色の部分は低圧力、暖色の部分は高圧力を表している

 ブースで実際に座ってみたところ、確かに一般の綿やウレタン製のクッションとは違った感覚。イスの上で姿勢を変えると、綿やウレタンは体重をかけたところだけが沈むような感覚だが、アキュマットはクッション全体が形を変えるので、わりと安定した座り心地なのだ。

 会場には、「ウォーターマット未使用時と使用時の比較」パネルが展示されていた。このパネルによれば、ウォーターマット使用時には圧力が大腿部と臀部に広く分散され、単位面積あたりの圧力がどこも同程度になっているのが分かる。オフィスで長時間イスに座り続ける人には、この差はけっこう大きいのかもしれない。

 サイズは415×400×30ミリ(幅×奥行き×厚み)で、重さは1.1キロ。黒・青・赤の3色から選べる。


 アキュマットと同じく「オフィス環境改善グッズ」の新製品として発売するのが、オフィスの防災常備品「帰宅支援キット」。パッケージはA4用紙大のコンパクトなサイズで、飲料水、クッキーなどの食料品やマスク、軍手、簡易トイレなど災害時に役立つ10製品をそろえた。価格は6825円。サイズは85×240×310ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは1.78キロ。品質保持期限は4年としている。

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