私は最近、携帯はiPhoneに買いかえたのですが、おかげで現場まで資料を持ち歩かなくて済むようになりました。PDFやExcelの資料をじかに読むことができるという点で、iPhoneは重宝します。PCとほとんど変わらない感覚ですね。
結果として、電車の中でメールを読まなくなりました。打ち合わせの現場などで、すぐに資料を確認することができるので、事前にあれこれと設定しておいたりする手間も少なくなりました。ちょっとしたことですが、これは楽です。
iPhoneで、というのは、PCのメールアカウントをiPhoneから見ているということですよね。
そうです。そしてそれだけにするようにしています。もちろん、携帯メールだけをくれる方への対応はしております。
僕もiPhoneを使っているのですが、PCのメールアカウントとの違いとして、
という問題を感じていて、新着の確認くらいにしか使えないと思っていたのですが、どう対策されていますか?
私はGmailの受信トレイを、ゼロか、多くても10通未満に抑えるようにしています。対処しなければならないメールにはスターを付けるのですが、そのスター付きメールが、打ち合わせに関係するようなメールです。
そのほか、ラベルはほとんどを「人名」に統一しています。iPhoneではGmailのラベルもすべて表示されますから、最悪でも人名ラベルでフィルタすれば、現場でお会いする人に関連したメールは探し出せます。過去のメールをさかのぼることは、たしかに難しいかと思います。私はiPhoneで文字入力はあまり得意ではないので、検索はめったに使わないようにしていますというか、使えていません。
PCアカウントあてのメールの転送だけでなく、あえてケータイあてに送るメールって、リマインダー以外にありますか?
メルマガですね。一昔前に比べると、メルマガ自体の購読数はぐっと減りましたが、それでも5本程度はケータイで読んでいます。外出中の空き時間にすることの優先順位としては、読書、オーディオブック、メルマガの順番です。
私はiPhoneにしてから、ケータイメールを使わなくなってきたのですが、以前よりも「あとで読む」のサービスを使って、現場までの地図が入ったページなどを、たくさんメールするようになりました。私は方向音痴でやたら迷うので、iPhoneでそれなりに広い地図の確認ができるようになったのは、ものすごくありがたいです。別途、印刷した紙の地図までも、持ち歩いてはいるんですが。
外出中の優先順位というお話が出ましたが、ほぼ大橋さんと同じで、読書、英語の読書、地図の順番です。iPhoneですごく変わったのが、電車内でメールや地図を読まなくなったこと。もっぱら読書になりました。紙メディアを外で読む時間が、体感で2倍くらいになっています。
結局、どうにかして紙を使わずに済ませたいんです。ケータイメールであれば、“流しそうめん”のように自分にとって必要なものだけをすくい取って残しておく、そうでないものは流れるままにしておく、というシンプルな形にできます。紙に印刷するとなると、オフィスでないとできませんし、2in1(nアップ印刷)にするとか両面印刷にするかとか、本質的でないところで思わぬ時間をとられることになりがちです。
ケータイメールなら、アーカイブかリファレンスかの二者択一で済みますし、もし「やっぱり取っておけばよかった」と後から思ったのなら、別途PCから送り直せばいいだけです。また、あまり参照しないメールは、下の方にたまっていきますから、整理する場合は下から(古い方から)見ていけば効率よくできます。
なるほど、ケータイを短期記憶の補助として使うわけですね。
私もiPhoneでやろうとしていることは同じだと思います。流しそうめんのたとえでいうなら、一度に持ち運びできる量には限界がある。それもかなり少ないということになります。私たちの記憶も、とっさに覚えられる量は決して多くないので、PCやインターネットを自由自在に扱えない外出先にあっては、万が一記憶からもれている部分を補う意味で、携帯やiPhoneを使うのだと思います。
打ち合わせでお話しする人の電話番号とか、行き先までの情報などです。これらは、オフィスや自宅で覚えておけばいいのでしょうが、覚えておけるという保証がないので、出先で確認する手段を持っておくことが、短期記憶の補助という意味になります。
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