速読できない人のための速読力養成講座3分で読める! 隣のヤツより成果を出す勉強術(3/4 ページ)

» 2008年11月17日 11時00分 公開
[水野浩志,ITmedia]

「新聞を読む」で速読とは何かを理解する

 実はほとんどの人が“速読”しているケースがあります。それは、皆さんが毎日行っている「新聞を読む」という行為なのです。ビジネスパーソンである皆さんは、おそらく毎日、新聞を読んでいることと思います。毎日忙しい忙しいといいながらも、欠かさず読んでいますよね。

 一説によると、新聞の朝刊には、文庫本1冊分の文字数に匹敵するといいます。つまり、毎日文庫本1冊を短時間で読んでいることになります。これはもう、速読をしているといっても過言ではありません。

 しかし、初めて新聞を読んだときのことを思い出してください。最初からこれだけのスピードで読めたわけではないはずです。最初はものすごく時間がかかったでしょう。分かるところといったら、せいぜいテレビ欄と社会面ぐらい。政治面や経済面、国際面などは、さっぱり分からなかったんじゃないでしょうか。

 学生時代は、ビジネスの体験情報がほとんどありません。だから、大変な労力をかけて新聞を読んでも、あまり理解できなかったのですが、ビジネスの現場に出て体験情報が増えてくると違ってきます。新聞を読んでも、すでに知っている領域のことは読まずに済ませ、知らない情報に出会ったとしても、自分自身の体験した情報とリンクさせていくことで素早く理解できるようになった――のです。

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