2009年版ATOKは「感動変換」、英文の入力支援機能など追加 (2/2 ページ)

» 2008年12月09日 19時30分 公開
[鷹木創,ITmedia]
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JUST Suite 2009にはバックアップサービス付き

 一方、JUST Suite 2009は、ジャストシステムの各種オフィスソフトをパッケージしたオフィススイート。ATOK 2009 for Windowsのほか、ワープロソフト「一太郎2009」、表計算ソフト「三四郎2009」、プレゼンテーションソフト「Agree 2009」、統合グラフィックソフト「花子2009」、メールソフト「Shuriken 2008」、文書管理ソフト「SuiteNavi 2」、PDFの作成・編集ソフト「JUST PDF[作成・編集]」を同梱した。通常版の価格は2万5000円。Windows Vista/XP/2000で利用できる。

 なお、3月13日に発売する「Shuriken 2009」に合わせて、JUST Suiteの登録ユーザーは3月以降、Shuriken 2009を無料でダウンロード可能。またジャストシステムのオンラインバックアップサービス「IDisk Backup」を1年間無償で利用できる。

 一太郎2009では、レイアウトを変更。編集領域を中心に、ルーラーや表示サイズを変更するスライダーなどを配置した。また、フォントなどの変更をリアルタイムにプレビューできる機能や、縁取り文字などが簡単に作れるPOP文字作成機能、画像や番号を用いた個条書きなどを追加。Wordで作成したドキュメントの罫線も読み込めるようになったほか、透明度付きPNGの表示やWindows Vistaのライブアイコンにも対応した。

 三四郎2009では、マウス操作だけで数式を入力できる「数式入力パレット」や、数式の参照範囲をチェックできる「参照トレース」機能を備えた。またExcel 2007形式のグラフ枠を読み込んだり保存したりできるようになったほか、Webブラウザで表示した表組みのコピー&ペーストにも対応した。

(左)一太郎2009では、レイアウトを変更。編集領域を中心に、ルーラーや表示サイズを変更するスライダーなどを配置。(右)縁取り文字なども簡単に作れる

(左)マウス操作だけで数式を入力できる「数式入力パレット」。(右)数式の参照範囲をチェックできる「参照トレース」機能

プレゼンで役に立つ、マウスを重ねて強調表示

スライド中のテキストや図にマウスカーソルを重ねると強調表示する「カラーアピール機能」を搭載

 このほか、プレゼンテーションソフトのAgree 2009では、スライド中のテキストや図にマウスカーソルを重ねると強調表示する「カラーアピール機能」を搭載。「プレゼンテーション中にマウスを動かして注目させることがあるが、マウスの動きが目につくこともある。カラーアピール機能を利用すれば、特に事前の設定なしに簡単に注目させることができる」。

 またページ切り替えのアニメーションに、カーテンや緞帳などのデザインを用意。かにがページを引っ張ったり、力士がページを押し出したりするようなアニメーションも用意した。「ビジネスの場面では使いづらいかもしれないが、学校関連の利用者も多い。こうした機能を利用することで、分かりやすいプレゼンテーションが行えるはず」

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