対立する手法があった時の選択思考3分で読める! 隣のヤツより成果を出す勉強術(2/3 ページ)

» 2009年01月05日 14時00分 公開
[水野浩志,ITmedia]

対立したものが目の前に表れた時の考え方

 さて、ここからが本題であります。こういった選択肢が2つある場合、どちらかが正しく、どちらかが間違っている、と決めたがる人が多いようです。

 しかし、成長することを重視するならば、正しさで選ぶのではなく、結果が出るかどうかに意識を向けるべきでしょう。2つの選択肢のうち、自分にとっていいものとは、求める結果が出る方のもの、であるわけですから。

 ですから、まずは1つの選択肢を選び、それを選択して実行したことで結果が出たかどうかを確認することが大事なのです。

 もう1つ重要なことは、自分が成長したからと言って、同じやり方を続けていても、ある時自身の成長が頭打ちになることがあります。その時には、速やかに、今の自分にあった方法を選択し直さなければいけない、ということです。

 今回の話で言えば、他人を気にして結果が出た人がいたとしたら、その人の今のステージにおいて、その選択は正しいのでしょう。しかし、成長していくと、今までうまくいっていた方法では思うようにいかなくなってくる時が来ます。その時は、他人を気にして自己を成長させる、という方法から離れて、自分自身で目標を定めて行くという方法を選択する時なのかもしれません。

 ほかにも、悔しさをバネに成長している、と言う人も多いかと思いますが、ある程度人として成長をしていくと、悔しさだけを成長のエネルギーにすることに問題が出てくることが良くあります。悔しさというマイナスパワーだけを頼ると、どこか卑屈になったり、素直になれなくなってしまいがち。にもかかわらず、悔しさをバネにする方法に固執してしまうと、人生のベクトルを間違えてしまうことにもなりかねないのです。

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