ケーブルに引きずられてUSBハブの位置が変わってしまうのは何気なくストレスになるもの。しっかりと固定ができるUSBハブ3製品を紹介しよう。
USBハブの利用中にストレスの原因となりがちなのが、ケーブルに引きずられてハブ本体が設置場所から動いてしまうことだ。抜き差しにそこそこの力を必要とするUSBコネクタのこと、ケーブルを抜き差しする際にハブ本体を手で押さえなくてはいけないのは仕方ないとしても、ケーブルの反発力だけで動いてしまうというのは、少しいただけない。
今回は、これらの問題点を解消した、机上や壁面への固定機能を持ったUSBハブ3製品を紹介しよう。
トップバッターはエレコムの吸盤ハブ「U2H-FC054Sシリーズ」だ。底面に4つの吸盤が付属しており、机上などに固定できる。凸凹面に取り付けるのはさすがに厳しいが、平坦な面であれば材質を問わずに取り付けられる。
ポート数は4つで、両側面や上面などに分散して配置されていることから、隣のポートと干渉しづらいのもメリットだ。USBケーブルは巻き取り式になっており、余分な長さを巻き取ってスッキリできるのもポイントが高い。
製品名 | 実売価格 | 販売元 |
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U2H-FC054Sシリーズ | 2480円 | エレコム |
次に紹介するのは、同じくエレコムの「U2H-TC4シリーズ」だ。電源コンセントを彷彿とさせるデザインのこのUSBハブは、裏面に取り付けられたマグネットにより、スチール机などの金属面に強力に取り付けられる。
単にマグネット式のUSBハブということであれば市場にさまざまな種類があるが、本製品はその洗練されたデザインと薄型の筐体で、過度に自己主張せず、スッキリとした配線を実現できるのが大きなウリだ。また、隣接ポートと干渉しないよう、間隔を空けてポートが配置されているのも、機器の抜き差しが多い環境では利便性が高い。
製品名 | 実売価格 | 販売元 |
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U2H-TC4シリーズ | 1480円 | エレコム |
最後に紹介するのは、アイ・オー・データ機器が販売している「USB2-HB4」だ。形状もやや古めかしく、価格もやや割高なこのハブの大きな特徴は、液晶ディスプレイ背面のVESAマウントに装着できることだ。これにより、ハブが液晶ディスプレイとがっちり一体化した状態で、USB機器の抜き差しが行えるのだ。
ディスプレイのちょうど裏面に増設する形になるので、USBマウスやキーボードをつなげるのはもちろんのこと、ここからさらにUSBハブをつなげるためのブリッジ的な役割としても使える。ジョイントパーツで固定するため、マグネットや吸盤に比べてしっかり装着できるというメリットもある。USB2-HB4を利用すれば、USBハブ搭載の液晶ディスプレイが手軽に作れる――というわけだ。
残念なのは、VESAマウントの中でも現在主流の100ミリではなく、15インチ以下のディスプレイに多い75ミリピッチにしか対応しないこと。そのためかメーカーでも2008年11月をもって生産が終了しており、店頭のみの限定品となる。コンセプトは秀逸だけに、後継品の登場を期待したい製品だ。
製品名 | 実売価格 | 販売元 |
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USB2-HB4 | 4980円 | アイ・オー・データ機器 |
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