透明アクリル板を使い、書籍のページを開いたままキープする方法を紹介する。今回は小説・新書編だ。
透明アクリル板を用意し、開いた雑誌のページの上に重ねるようにして乗せれば、いちいち手でページを押さえなくとも、ページを開いたままの状態でキープすることができる。前回は週刊誌など大判の雑誌での利用を前提にこのワザを紹介したが、今回は文庫本や新書といった小型書籍との相性はどうなのかを考えてみたい。
文庫本や新書は、雑誌などに比べてページを開いた際の反発力が強いため、クリップなどでページを開いていても、不意にはずれてしまいがちだ。透明アクリル板で上から押さえる方法であれば、こうした問題も起こりにくい。文庫本や新書を開いたまま、なにか別の作業を行いたい場合にうってつけのツールであると言える。
もっとも開いたページをあまり強く押さえつけると、のり付けされたページの根元部分が傷んでしまう可能性がある。そのため、図書館から借りている本など、共有の書籍ではこの方法は用いないほうがよい。あくまで私物で、痛んでも自己責任で片付けられる範囲で用いるべきだろう。
このほか、本を読んでいて気に入った文章表現や残したいデータがあった場合、写真に撮って画像で残しておくというライフハック的なワザがあるが、この際に透明アクリル板でページを上から押さえることにより、弓なりに反ったページを平らにできる。
手で押さえるだけではなかなか平坦にならないページであっても、透明アクリル板で上から押さえれば全面がフラットになり、写真を撮った後に台形補正を行わなくてもキレイな写真が撮れるようになるのだ。透明アクリル板を使った、ちょっとした便利ワザの1つと言えそうだ。
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