シンクフリー、Netbookなどに最適化された「ThinkFree Mobile」をOEM向けに提供

シンクフリーは、Netbookなど小型デバイスに向けたユーザーインタフェース「ThinkFree Mobile」を日本市場向けに提供する。

[塙恵子，Business Media 誠]

　シンクフリーは4月7日、日本市場において「ThinkFree Mobile」のOEM提供を開始すると発表した。提供開始時期は未定。

　無料でワープロ、スプレッドシート、プレゼンテーション作成機能が利用できるオンラインオフィスサービス「ThinkFree Office」を基盤にしており、モバイルインターネットデバイス（以下、MID）やNetbookなどの小型スクリーンや限られたハードウェアリソースでも最適化し表示される。

　OEM・ODMメーカー、通信会社は、ブランドの各デバイスに合わせてカスタマイズが可能で、事前に「ThinkFree Mobile」をインストールしておくことで、各ブランドのMIDやNetbookに最適化した文書作成、表計算などのオフィスアプリケーションをユーザーに提供できる。提供するメーカーごとにカスタマイズ版パッケージも発売する予定だ。

　対応オフィスソフトはMicrosoft Office、StarSuite、OpneOffice.org。「モバイルユーザーも異なるオフィスソフト間で文書の閲覧、編集、作成が行える」（シンクフリー）

製品名	ThinkFree Mobile（MID版）	ThinkFree Mobile（Netbook版）
CPU	x86／ARMv6アーキテクチャ以上
メモリ	256Mバイト以上
ディスクフットプリント	40Mバイト	50Mバイト
ディスプレイ	4〜7インチのデバイスに最適化されたスクリーン解像度	7〜10インチのデバイスに最適化されたスクリーン解像度
OS	x86：Windows XP／Vista、Midinux、Ubuntu MID Edition、ancom Linux Mobile Edition ARM：Linux kernel 2.6.17以上 Java：J2SE 1.6u10以上	x86：Windows XP／Vista、Ubuntu （Netbook Remix）、Xandros、Midinux、Fedora、Mandriva、Linpus Lite、Suse Enterprise Linux ARM：Linux kernel 2.6.17以上 Java：J2SE 1.6u10以上