新年度に入って早1週間。社内異動も一段落し、筆者の目の前の席には“あの”乙女な人がやってきた。「若者同士仲良くしようぜ!」なんてことにはならず、なぜか下っぱと下っぱの意地をかけた勝負が始まった――。
2009年03月31日〜2009年04月06日
2009年度に入って早1週間。この4月から職場が変わったという人も、学生から社会人になったという人も、そろそろ新しい環境に慣れてきた頃だろうか。先週のアクセスランキングでは、4位に「新社会人にすすめる5つのGoogleサービス」が、10位には自己紹介で確実に名前を覚えてもらう方法がランクインした。読者の新天地での活躍に、こうした記事が役立てば幸いだ。
さて、アイティメディアにも新人が入社し、社内でもいくつかの異動があった。筆者は特に異動することはなかったのだが、周りの風景は変わるもので、隣の席には肉食系のお姉さんが、目の前の席にはあの「乙女な人」がやってきた。
手帳に不思議なことばかり書いていたり、Webスケジューラに毎週、謎の1文字「ら」を登録したりしている、“あの”乙女な人である。
これまで筆者の周りには年上の社員しかいなかったのだが、ついに同年代がやってきたわけだ。これはどういうことかというと、「下っぱ社員が受け持つべき仕事」を2等分できるようになったということである。以前はかかってきた電話のすべてを1人で取っていた筆者だが、これも2等分。乙女な人に「君もちゃんと電話取ってね!」と釘を刺したところ、「わたし、正直電話取るの速いよ?」と何やら挑戦的なセリフを返された。
筆者としても、(ここでずっと1人で電話を取ってきた)という自負がある。電話を取るスピードにも自信がある。「ふうん。でも、たぶんオレのほうが速いと思うよ」「いや、悪いけどわたしの方が速い」「そんなことはない」「ある」。
たたみかけるように「1本取ったら10円ってことで、どっちが先に取れるか勝負するのはどう?」と提案してきた乙女な人。かくして、アイティメディア「下っぱ電話取り合戦(2009・春の陣)」の火ぶたが切って落とされた――。
その日から筆者は持てる全力を費やして電話を取り続けた。記事を書きながらもひたすら電話に気を配り続け、1週間後のスコアはなんと“32−0”(スギモト−乙女)。自信まんまんだった乙女な人をまったく寄せ付けない“完勝”である。「前の部署では電話取るの速い方だったのに……」と本気でくやしがる乙女な人。「とりあえず1本取ってみなよ。すべてはそこからだよ……フフフ」と余裕しゃくしゃくの筆者。
しかし、そんな状況は長くは続かなかった。追い詰められた乙女な人は、筆者に負けまいと「秘密兵器・電話早取りマシーン」を開発し、再度勝負を挑んできたのである――。(Biz.IDアクセスランキング記事初! 来週に続きます!)
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