ファイルメーカーは、個人向けデータベース「Bento」のiPhone/iPod touch版の販売を開始した。
ファイルメーカーは5月7日、パーソナルデータベース「Bento」のiPhone/iPod touch版「Bento for iPhone and iPod touch」(以下、Bento for iPhone)を公開した。アップルのApp Storeにて販売、価格は600円。
友人の連絡先から、イベントやパーティーの参加者リスト、ToDoリスト、医療請求書、車の保守点検まで管理できる個人向けデータベース。ライブラリやコレクションの参照、新規レコードの作成、詳細情報の編集、データのソート、フォームの変更、検索が行える。
連絡先やSafari、メール、GoogleマップといったほかのiPhoneアプリケーションと連動しており、ライブラリやコレクションにある情報をタップするだけで電話をかけたり、Webサイトを見たり、メールを送ったり、地図を表示できる。
テンプレートは25種類用意する。英語版のみの提供だが、日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、オランダ語など、複数の言語での入力をサポートしている。
「Bento 2 for Mac」とワイヤレスで同期できる。「情報がMacで編集されても、iPhoneやiPod touchで編集されても、アップデートすれば、ユーザーは自動的にデスクトップとモバイルデバイスを常に最新に保てる」(ファイルメーカー)という。ファイルメーカーのWebサイトから、無料アップデーターをダウンロードしてBento 2.0 v4にアップデートすることで、Bento for iPhoneとの同期が可能になる。
「例えば、Bento 2 for Macの中にデジタル写真のライブラリを持っている場合、風景、動物、好きな建築物の写真をそれぞれ保存する整理されたコレクションを作成できる。また、タスクのライブラリを持っているなら、仕事、パーソナルライフ、ボランティアのタスクをそれぞれ保存するコレクションを作成できる」(ファイルメーカー)
なお、Bento 2 for Macで作成できる計算フィールドやメディアフィールドに保存されている10Mバイト未満のムービーまたはサウンド、関連レコードリストフィールドは、Bento for iPhoneで表示、作成、編集できない。また、iCalのイベントとタスク、ファイルリストフィールド、自動カウンタフィールド、メッセージリストフィールド、スマートコレクションは同期が行えない。
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