ワイアードの「おかんでも使える」シフト作成サービス「CiFTR(シフター)」がバージョンアップ。インタフェースを一新し、メール配信機能などを追加した。
ワイアードは5月19日、パートやアルバイトの勤務時間を管理できるWebサービス「CiFTR(シフター)」をバージョンアップし、メール配信機能などを追加した。初期費用は1万5000円で、年間利用料は50人で4万9800円から。対応ブラウザはInternet Explorer 6.0以上、Firefox 2.0以上で、携帯端末はNTTドコモ、au、ソフトバンクの3G端末とウィルコムのAIR-EDGE端末をサポートする。
2008年9月にサービスを開始したシフターは、パートやアルバイトのスタッフの勤務時間(シフト)を組むことだけに特化したWebサービス。主に飲食店やコンビニなどに向けて提供している。スタッフは携帯電話からシフトを申請し、決定したシフトを確認できるなど、「シフトを作成する管理者だけでなく、スタッフ側にとってもメリットがある」(ワイアードの石原明彦社長)のが特徴だ。
今回のバージョンアップでは、PC用管理ページのインタフェースを一新し、「実際に現場のシフト管理に使われていることが多い」というExcelライクなデザインを強調した。これまでは左ペインに置いていたカレンダーを上部に置き、日をまたいでのシフト管理にも対応。以前はAjaxで作成していた部分をFlashで作成し直し、大量のデータを扱う際のレスポンスも向上したという。
また、特に多くのユーザーから要望があったというメール配信機能も追加した。登録しておいたグループのメンバーに一斉にメールを配信し、急なシフト調整時などに利用できる。このほか、最大管理人数を従来の50名から200名までに拡大し、労働時間などのデータをCSV形式で出力する機能も追加した。
「基本的に、シフト作成は面倒で面白くない作業」(石原社長)。一般の勤怠管理サービスでは、導入時に管理者がメンバー情報を一括で登録する手間などがある。シフターは、スタッフがQRコードから登録ページにアクセスし、自分の氏名や連絡先などの情報を登録する仕組みになっており、管理者の手間や登録ミスが起きるリスクを軽減している。
「今回大幅なバージョンアップをしたが、相変わらず“おかんでも使える”はず。楽しくないシフト作成の作業を、使っていて気持ちいいインタフェースで楽しくしてしまう、そんなサービスを目指している」(石原社長)
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