オカムラ、“ロボットお母さんチェア”「Leopard」を発売仕事耕具

岡村製作所は、「子供が親に抱きかかえられるような座り心地」をコンセプトにしたオフィスチェア「Leopard(レオパード)」を発売した。座面と背もたれには沖電気工業のロボット技術を採用している。

» 2009年06月16日 15時28分 公開
[杉本吏,Business Media 誠]

 岡村製作所は6月15日、座面と背もたれにロボット技術を採用し、自然な座り心地を目指したというオフィスチェア「Leopard(レオパード)」を発売した。価格は革張りタイプが23万6250円、布張りタイプが20万4750円。


 Leopardは沖電気工業(以下、OKI)と岡村製作所(以下、オカムラ)が共同で開発したオフィスチェア。「子供が親に抱きかかえられるような座り心地」をコンセプトに、OKIのメカトロニクス技術とオカムラのシーティング技術を用いて開発した。

OKIが開発したロボットレッグ(2008年11月のLeopardコンセプトモデルの発表会で撮影)

 座面から背もたれにかけて、OKIが開発した「ロボットレッグ」を採用。人間が跳躍や着地などをバランスよく行えるのはなぜかを分析し、大腿部から股関節周辺の筋肉のメカニズムを参考にしたという。

 座面は大きく傾斜しており、自然に深く座ることができる。座ると座面が最大25度沈み込んでほぼ水平になり、「(座ろうとしている人を)迎え入れるスタイルから、包み込むスタイルに変わる」(オカムラ)。背もたれは、体重をかけると後ろに最大27度リクライニングし、ハンモックのようなゆらぎ感覚を味わえるという。さらに、座った状態から立ち上がる動作に入ると座面が持ち上がるため、立ち上がりを助ける役割をする。


 座面は革張りタイプと布張りタイプを用意し、脚部の形状は丸ベースタイプ(固定)と5本脚タイプ(キャスター付き)の2種類。フレームはブラックとホワイトの2色で、メッシュの背もたれはブルー/グリーン/イエロー/レッド/ベージュ/ホワイト/ブラックの7色をそろえた。本体サイズは665×510〜575×1190〜1300ミリ(幅×奥行き×高さ)、肘掛けの高さは640〜705ミリ。


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