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» 2009年06月19日 21時20分 UPDATE

文具王の「B-Hacks!」:文具王的名刺交換術 (1/2)

名刺交換はビジネスの入り口。大事だと思っていてもついつい整理が面倒になる。そんなあなたに、iPhoneやScanSnapを活用した名刺交換術をご紹介しよう。

[高畑正幸,Business Media 誠]

 名刺交換は、いろんな人とのつながりの入口。大事にしたいとも思うが、整理整頓がめんどくさくて、つい未整理の名刺が山積みになってしまい、結局引き出しの中で腐っていくというのもよくあることだ。

 ということで、今回は私の名刺交換の方法と、その後の一連の流れを説明したいと思う。

その1 自分の名刺に顔写真を貼る

st_meishi01.jpg 名刺に顔写真を貼るのは効果的

 名刺交換した後に、相手の顔が思い出せないという経験はないだろうか? 実は私はしょっちゅうで、とても困っている。複数の人と一度に名刺交換した場合などは本当に困る(それでまた全員同じ会社だったりするとほとんど絶望的)。

 当然、相手の顔を覚えていた方が良いに決まっているが、残念ながら私にはかなり難しいことだ。これは、裏を返せば、私と名刺交換した人も、私の顔を思い出せなくなっている可能性が充分あるということ。自分の事を特定の個人として記憶に留めてもらうにあたり、顔が思い出せるかどうかというのはかなり重要である。であればなぜ名刺に顔写真を載せないのか!

 名刺に顔写真がないから思い出せないくらいなら、顔写真があっても同じだ、という人もいるが、私は、実体験としてそれは間違いであると確信している。むしろ相手の顔写真を見ることで、その人と面会した時の会話など多くの情報を思い出すことができたりして、その後の関係がスムーズにつながることがある。しかもそれは、半年、一年と連絡が取れなかった場合では、より顕著である。思い出せるからこそ親密になるのだ。

 ということで私は、どうせ名刺交換をするなら、自分のことを思い出してほしいから、会社の名刺などにも、自分の顔写真を勝手に貼っている(これが会社としてNGかどうかは各々判断していただく必要があるが、この程度は会社も許容していただきたいものだ)。

 名刺に顔写真を入れる方法はもちろん色々あると思うが、私はインクジェットプリンタ用のシールプリント紙で、最初から円く切り目の入っているやつに自分の顔を印刷している。

 気恥ずかしいかもしれないが、渡すとほとんどの場合で好評である。少なくとも、顔写真があって困ることはまずない。

 そしてこの写真は、名刺整理において、次のステップにつなげるための重要なシカケでもあるのだ。

その2 相手の写真を撮らせてもらう。

 自分の写真付き名刺を渡すと、3分の1ぐらいの確率で「写真付きですか、いいですね」というようなコメントをもらえる。

 これはチャンス! 自分の顔も覚えてもらいたいし、相手の顔も覚えたいということを説明して、相手の写真を撮らせてもらう。その際、相手の写真のすぐ後に相手の名刺も撮影しておく。これで、名刺と顔写真がセットで記録できるわけだ。

 この写真を写真整理ソフト(私の場合はiPhoto)に入れて、「名刺」というタグをつけておけば、名刺交換した人と名刺が交互に整列する。もちろん、デフォルトで日付順に整列されるから、最近名刺交換した人を探すのは簡単だ。

 プロジェクトなどのキックオフなどでは、可能なら全員で記念撮影をし、参加者に写真をメールするなどして、互いに役立てることも可能である。その時も、間にほかの写真を入れずに名刺を順番に撮影しておく。複数人の場合は左から順番とか、ルールを決めておけばOK。

iPhone+マクロレンズカバーがあれば、より快適に

st_meishi02.jpg iPhone

 名刺交換時に相手の写真を撮影させてもらうのは、もちろんデジカメで構わないが、私はiPhoneを使うことが多い。

 iPhoneなら、撮影画像をそのまま閲覧しやすいし、データのバックアップもとりやすい。直近の名刺交換データは全てiPhoneに登録されていることになり、名刺の束を持ち歩くのと同じ事が可能(しかも顔写真入り)。

 ただし、現行のiPhone 3Gでは、少し問題がある。iPhone 3Gのカメラは、固定焦点で、近距離撮影には向いていないためである(写ルンですと同じようなものだ)。最低でも50センチぐらい離れないとピントが合わない。そのため、名刺を画面いっぱいに撮影してもピントがボケボケで電話番号などの文字を読むことは不可能なのだ。

 そこで便利なのが、グリフィンテクノロジーのマクロレンズ付きiPhoneカバー。iPhoneの保護カバーだが、カメラのレンズ部分にスライド式のマクロレンズが付いている。近距離のモノを撮影したい場合は、このレンズをスライドすればOK。じつにアナログな解決だが、効果は抜群。これなら名刺がちゃんと読める距離で撮影できる。

 通常レンズで、相手の顔を撮影した後、マクロレンズをかぶせ、名刺を画面いっぱいの大きさで撮影。これなら充分判読可能だ。細かい文字は、iPhoneお得意のピンチ(2本指で画面に触れて拡大縮小)で見たい部分を拡大すればOKだ!


st_meishi03.jpgst_meishi04.jpg グリフィンテクノロジーのマクロレンズ付きiPhoneカバー

st_meishi05.jpgst_meishi06.jpg カバーに付いたレンズを開閉してマクロ撮影できる

 ついでに、iPhoneのすごいところは、撮影時に位置情報も同時に保存してくれるところ。iPhoto '09では、それらの写真を地図上にマッピングしてくれるので、いつ、どこで会った、だれで、こんな顔、連絡先はこれ、という情報をすべて1カ所に集約できる。

 唯一残念なのは、この画像からでは名刺情報をテキスト化できないので、住所録の登録まではできないところ。ここだけは後でScanSnapの名刺読み取り機能を使用して登録し、顔写真データをリンクする。

 ちなみに6月26日発売の新しいiPhone 3G Sはマクロ撮影機能もついている。これでますます名刺管理の必須ツールになりそうだ。


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