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» 2009年06月30日 11時30分 UPDATE

四則演算の発想フレームワーク:5W2Hで“バラバラ事件”――「割り算のプロセス」 (1/2)

四則演算を発想思考に使い、短時間で効果的なアイデアを発生させるシステム「四則演算の発想フレームワーク」。今回は問題の原因や解決の糸口を見つける、割り算のプロセスについて解説します。

[永田豊志,Business Media 誠]

四則演算の発想フレームワークとは

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 「4文字英語の最強フレームワーク」に続き、算数の足し算、引き算、掛け算、割り算のしくみを発想思考に使い、短時間で効果的なアイデアを発生させるシステム「四則演算の発想フレームワーク」を5回に渡ってご紹介します。

 今回紹介する四則演算の発想フレームワークは、『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(ソフトバンククリエイティブ刊)の第3章「発想のフレームワークでアイデア爆発!」から抜粋しています。

 2回目は割り算のプロセスについて解説します。


 複雑な精密機械の代表格とも言える時計。100点にも上る部品から組み立てられる時計ですが、分解してみれば、1つ1つは非常に単純な機能しか持ちません。

 世の中も、この時計と変わりません。複雑な社会システム、国家の権益争い、企業の激しい競争……、これらも結局は、人間の集まりから生じる問題です。分解していけば、いつかはシンプルな問題に行き着くのです。複雑な問題を解決する時には、身近な、シンプルな単位で考えることが重要です。

 すべての物事は、あらゆる切り口からさまざまな要素に分解できます。目の前の対象物だけを見ていては解決策が浮かびません。しかし、対象物を要素に分解することで、対象物の裏に隠された原因や解決のための糸口が見つかるようになることが多いのです。

 アナタが解決したい問題はなんでしょうか?

 アナタが解決したいのは、極めて個人的な人間関係かもしれません。例えば、「付き合い始めの交際相手とうまくいっていない」「配偶者との関係が冷え切っており、思いやりを持って接することができない」「相手の自分に対する気持ちが分からない。何か歯車がうまくまわっていない」

 あるいは、会社における生産性や事業についての問題かもしれません。

 「毎晩遅くまで仕事をしているのに、成果が上がっていない。時間管理が悪いのだろうか、それとも能力の問題なのか?」「会社の命運をかけた新商品の企画を任された。自分の命運もこれにかかっている。時間も予算も限られた中、どうやって成功させることができるのだろうか?」

 もしかしたら、もっと切羽詰まった問題かもしれません。

 「知人が債務を放棄して、行方不明! 連帯保証人になった自分に容赦ない取り立ての連絡が自宅にも会社にも!」「意見の食い違いでプロジェクトが暗礁に乗り上げた! おまけにパートナーが、これまでの費用と将来における機会損失をうちに損害賠償請求してきた!」

 種類、規模、レベルにどんなに差があっても、実は問題の根本的な解法はさほど変わりません。そして、問題の全体像を整理するためには、まず分解が重要です。分解の切り口は無数にあるため、すべての切り口を試していては途方もなく時間がかかります。そのため、一番ベーシックで、効率の良い切り口として、私が使っているのが“5W2H”なのです。

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