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» 2009年07月15日 11時00分 UPDATE

アイデア・スイッチ:自分専用のアイデア素材集を作ってみる (1/2)

アイデアを考え出すこととは、「既存の要素をたくさん集め、シャッフルし、新しい組み合わせをつくる」こと――今回は「発想の材料集」を独自に作り出す方法について紹介します。

[石井力重,Business Media 誠]

「アイデア・スイッチ」とは?

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 人間の頭には、アイデアを作り出す機能があります。頭を「次々と発想を生み出す装置」と表現するならば、困ったことにこの装置はとても不安定で、あるときはどんなに動かそうとしても、まったく作動してくれないことがあります。どこかに隠れている起動スイッチでもあれば便利なのに、と思いませんか?

 創造手法の専門家たちは、これまでに、さまざまな「アイデア創出方法」を見いだしています。つまり、「発想装置」を起動するための「スイッチ」が、実は存在しているのです。

 今回ご紹介する「アイデア・スイッチ」は、日本実業出版社から発売した『アイデア・スイッチ 次々と発想を生み出す装置』から抜粋しています。


 アイデアについて、多くの本では「既存の要素の新しい組み合わせ」と表現しています。厳密にいえば、「ごくわずか」ですが組み合わせでは表現できないものがあります。しかし、それを除けば、「新しいアイデア=既存の要素の新しい組み合わせ」というのは妥当性が高いといえそうです。

 この考えを受け入れると、創造的な努力の仕方が見いだせます。つまり、アイデアを考え出すこととは、「既存の要素をたくさん集め、シャッフルし、新しい組み合わせをつくる」ことであり、既存の要素をたくさん集めることと、新しい組み合わせを作り出すという2つの努力が必要なことが分かります。

 「既存の要素」とは、自分の過去の体験や、知識・情報などですが、これを少ししかもっていなければ、おもしろい組み合わせの発見にも限界があります。そこで本章(※)では、アイデアの材料である既存の要素(情報)を大量に、しかも、質の高いものを、短時間で手に入れる方法を紹介します。具体的には、次のメソッドを紹介します。

※詳細は『アイデア・スイッチ 次々と発想を生み出す装置』でご確認ください。
方法 効果
商品画像集からアイデアの材料を得る方法 世界中の興味深い商品を、ただ次々と見ていくだけで、自然とアイデアが出てきます。
膨大な顧客候補集から販路や用途アイデアを得る方法 「この商品、こんな市場にも売れる可能性があるな」を網羅的に抽出できます。
社会や経済の未来予測集からアイデアの材料を得る方法 5年後の未来の姿から、事業機会を見つけ出すと、自然とアイデアが出てきます。
商品のネーミング集からアイデアの材料を得る方法 意外なところに、名づけの材料となる商品のネーミング集が転がっています。
「発想の材料集」を独自に作り出す方法 同じ道具では飽き足らない方に。自分専用のアイデアの材料集をつくる方法があります。

 「近ごろ、思いつくのは、どうも同じようなアイデアばかりだ」と閉塞感を感じたら、インプットを増やす方法をぜひ試してください。人の想像力は無限です。尽きて来た感の矛先は、才能ではなく、おもしろいインプットなのです。


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