朝時間で残り物整理! 一石二鳥のクリームチーズサンド迷わずはさめよ、はさめば分かるさ!

弁当男子ならぬ「サンドイッチ男子」向けの連載「迷わずはさめよ、はさめば分かるさ!」。第3回はクリームチーズを使ったトーストのサンドイッチを紹介します。

» 2009年08月26日 11時30分 公開
[シックス・アパート 中山順司,Business Media 誠]

 このところ、弁当用にサンドイッチを毎日自作しています。前の晩に作ることもあれば、当日の朝にあわただしく作ることもあります。そうなって初めて気づいたことがありました。それは「材料をバランスよく使いきる」ことの難しさです。

料理のウマイヘタより重要な能力って?

 毎日同じサンドイッチでは飽きてしまうので、ついあれもこれもと何種類の材料を買いそろえました。すると、レパートリーは増えるものの、よく使う材料とそうでもない材料の差が出てきます。

 そう、材料にダブつきが生じるのです。

 日頃台所に立つ女性にしてみれば、当たり前の事実ですが、自炊経験の浅い私には誤算でした。毎日の料理に求められる能力とは、単純な料理のウマイヘタよりも、

  1. 既存の材料をうまく組み合わせつつ、新しいメニューを創造する発想力
  2. 手持ちの材料を無駄にせず、上手に使いきる管理力

 なのだと、連載3回目にして気づきました(笑)。毎日の献立を考える世のお母様方には、改めて頭が下がります。

意外な組み合わせのハーモニー

 実は、第1回のピーナツバター&ジェリー(以下PB&J)のために用意したジェリー(ジャム)をなかなか使いきることができずに困っていました。

 ジャムってそう毎日食べる食材でもなく、パン以外に使い道も思いつかないので、どうしても冷蔵庫の肥やしになりやすいんですよね。とはいえ、さすがに毎日PB&Jはちょっと……と悩んだあげく、「クリームチーズ」と組み合わせるレシピを思い出しました。

 「え〜、クリームチーズ?」「ピーナツバターと合うの?」「なんか、くどそう」

 と心配された方、大丈夫。イケる味です。米国留学中に親しんだメニューであり、ただの思い付きではありません。材料だけ聞くとしつこい味を想像するかもしれませんが、PB&Jそのままよりもむしろ口当たりがよく、食べやすい味になります。しかもチーズがある分、ボリュームアップして腹持ちがよいのです。

材料

<用意するもの(1人前)>

  • 食パン:2枚
  • クリームチーズ:適当
  • ピーナツバター:適当
  • ジェリー:適当

作り方

材料(左)。必要量が「適当」ばかりじゃないか、と思われる人もいらっしゃるでしょうが、適当要は「好きなだけどうぞ」ってことです。今回の主役のクリームチーズ(右)。フィラデルフィアという製品名から原産国は米国と思いきや、オーストラリアでした

クリームチーズがアクセントになって、ただのPB&Jよりもむしろ食べやすくなります

ジェリー(ジャム)との相性もピッタリ

 作り方は改めて書くまでもないですが、片方のパンにピーナツバターを塗り、その上にクリームチーズを塗ります。そして、もう片方のパンにジェリーを塗り、重ねて完成。料理オンチでも安心ですね。

 コツとして、パンは軽くトーストした方が香ばしくてGOODです。また、クリームチーズはそのままだと固くて塗りにくいので、電子レンジで10秒チンするといいですよ。ただし10秒以上だとドロドロになってしまうので注意してください。

実は使い勝手のよいクリームチーズ

 クリームチーズって、日本人にもおなじみだとは思うのですが、スーパーで売っているものは輸入モノばかりのような気がします。ちょっと調べてみたところ、国内でのチーズ総生産量(平成19年度)のうち、クリームチーズはわずか3%強とのこと(農林水産省発表資料「国産ナチュラルチーズの種類別製造量」より)。なんとなく「外国の食べ物」というイメージがあるからなのかは分かりませんが、日本では、「クリームチーズ=デザートの材料の一つ」というイメージが強そうです。

 しかし実際には、魚やハムと組み合わせればメインディッシュにもなる幅の広さがあって使い勝手がいいのです。これで余っていたジャムも消化でき、冷蔵庫の整理ができそうです。ただのPB&Jでは物足りない方、クリームチーズでカスタマイズしてはいかがでしょうか?

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