面倒くさがり屋がToDo管理10の失敗の果てにたどりついた「Gmail Tasks」への道最強フレームワーカーへの道(1/2 ページ)

ToDo管理、タスク管理を行わない人はほとんどいないだろう。私自身、タスクをどう管理すべきか、どのようなツールを使うべきかで長い間、試行錯誤を繰り返してきた。これまでやってみたToDo管理と、その果てにたどりついた「Gmail Tasks」を紹介しよう。

» 2009年09月15日 15時00分 公開
[永田豊志,Business Media 誠]

 ToDo管理、タスク管理を行わない人はほとんどいないだろう。思いついただけでも、現在の仕事にからんで「やるべきコト」はあるわけだし、自分のスキルアップのために「やりたいコト」やプライベートの「所用」も合わせると山ほどのタスクがあるに違いない。

 そして私自身、タスクをどう管理すべきか、どのようなツールを使うべきかで長い間、試行錯誤を繰り返してきた。まずは、これまでやってみたToDo管理を紹介しよう。


何を使って どうした
手書き 1 付せんに書き出して、液晶ディスプレイにベタベタ貼ってみた。
2 付せんに書き出して、手帳の1ページ目や表紙にベタベタ貼ってみた。
3 手帳のToDo欄に手書きで記入してみた。
4 付せんに書き出して、携帯の画面にベタベタ貼ってみた。
PCや携帯 5 「Outlook」「Remember the milk」「check*pad」などで管理してみた。
6 PCの付せんソフトを使ってデスクトップにベタベタ貼ってみた。
7 各種PDAや携帯のToDoメモなどを使ってみた。
8 iPhoneのToDo管理ソフトを使ってみた。
メール編 9 タスクを自分あてにメールしてみた。
10 check*padのタスクリストが自動で携帯に送られるようにした。

 結論から言うとどれも継続できなかった。その理由は次の通りだ。

グループ分けやタスクごとにパスワードなども設定できる付せん紙ツール「付箋帳」も使ってみたが、個人的にはToDo管理に多機能は不要。作業に邪魔でかえって目線をはずしてしまうようになった

 1は結構良さそうであるが、ディスプレイから離れると確認すらできない。休日などオフィスにいない状態ではまったく役に立たなくなってしまう。

 2は一見良さそうだが、私の場合は手帳を見る回数が1日にそれほどなかった。また、1ページ目を意識的に見るようにしないと見落としが発生する。表紙に貼るのであれば、まだましだが……。

 3は論外だった。ToDoの締め切りがバラバラなので、タスクが別ページに散在するし、管理が難しい。すぐに見なくなった。4の場合、携帯電話は1日に何度も見るので、見落としがないという点ではGood! しかし、スペース上貼れる付せんの数に限りがあり、携帯の開閉などによって付せんが外れることもある。見た目にも汚いというデメリットがあってやめた。

 PCや携帯も使った。5これは意識的に立ち上げないと意味を成さない。使っているとスマートな感じがしていいのだが、気付いたら1日に1回も見ていない自分に気づいた。6も1と同じ理由でNG。それに、たくさんの付せんをデスクトップに置くとごちゃごちゃして、逆に視線が付せんをはずすようになった(Webページの決まった場所にある広告バナーに目が行かないのと同じ状態)。

 7の携帯に付いているToDoメモなども意識的に見ないと無理。おまけに入力が面倒くさいからすぐに使わなくなった。8のiPhoneアプリは有料無料を問わずかなり試したが、やはり習慣化できなかった。インタフェースはシンプルで使いやすいものも多いが、わざわざ見る、ということなしに管理できなければ、備忘録にならない。また、タスクが増えてくると次画面を開かないと確認できない点も気になった。

iPhoneアプリのカテゴリ「仕事効率化」では、たくさんのToDo管理ツールを紹介している。下記は名前もそのまま「ToDo」というソフト。無料版と1200円の有料版がある。タスクが増えると閲覧画面数が増えるのがネック
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ