帰ってきた「ポメラで書くポメラ日記」。2日目は「ポメラ」と初デートをつづります。今後長いお付き合いはできるのでしょうか。
「ポメラとちょっと付き合ってみない?」――。編集長の紹介で、ヨシオカ記者に続き、誠 Biz.ID編集部のハナワが、ポメラ日記“2日目”を担当することになりました。
ヨシオカ記者は“ポメラー”として、機能を詳細にリポートしていますが、実はわたしにとって「DM20」がポメラデビューです。2日目は彼との初デートのような感覚で、新鮮なリポートをお届けできたらと思います。どうぞ妄想にお付き合いください。
やはり開け方に戸惑いましたが、教えてもらってすぐにコツをつかみました。「電源を入れよう」なんて言ってるそばから起動。なんてスマートな対応! 開いてすぐ使えるので、われわれのような仕事を持つ人にはとても重宝しますね。序盤は好印象です。彼の次の行動が気になります。
さてタイピングはどうでしょうか。「キーストロークが浅い」という評価が聞こえてくるキーボードですが、少々浅くてもハナワ的には使いやすい印象。しかし……キーボードを打ち始めて1分あまり。どんどん手が疲れてきました。手首あたりが“引きつる”感覚です。「疲れる」だなんて、この先長いお付き合いはできません。
「2回目のデートはあるのか」――。短所を挽回(ばんかい)するくらいの長所があるかどうかを、初回で見極めたいところ。手を浮かせてみたり、ゆっくり打ってみたりといろいろ試してみました。手を浮かしてキーを打つのもいいのですが、間違って別のキーを打ってしまうなど、なかなかしっくりきません。間違えないようにゆっくりキーを打つと、今度は手を浮かせた腕が疲れてきました。
一通り試して、最後に「ひざに置いて」使ってみました。これはいい! かなり高速でキーボードをたたいても疲れません。ひざの上ではなかなか安定しないのでは、と気になる人もいるかもしれませんが、ひじが骨盤あたりで安定して疲れにくく、打ちやすいのです。これなら、電車の中など移動中にも気軽に使えそう。
最後にひとつ、また彼のいいところを見つけました。
かなり地味なので、最初は気づきませんでした。しばらく触っていないと、スリープ状態になるというところ。5分程度使用していないと、液晶が暗くなります。でもキーをたたくとすぐに復帰するし、文字も打たれていません。当たり前にも思えることですが、個人的になかなか気が利いているなあと思いました。デートの途中で長電話をしても、怒らずちゃんと待っていてくれる感じ。さりげなく優しいところも、ポイントが高いです。
とてもスマートで優しい彼。でもQRコードでテキストを読み込むとか、個人的にはけっこう回りくどいなあなんて、思ってしまいました。そして3万4650円かあ……。わたしにはちょっと“高値”の花かもなあ。庶民派としては、少々ダメな子でも、気楽にデートができるくらいの方がありがたかったり。
少々ダメな子?……はっ! もしかしたらわたしはDM10ぐらいがちょうどいいのかも。DM10とDM20、次のデートまでにもうちょっと悩んでみますかね。
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