常時接続が当たり前だと、どんなプログラムがネットにアクセスしているか無頓着になりがち。不用意なアクセスを行っているプログラムがないか、「Internet Content Logger」でチェックしてみよう。
インターネットの常時接続が当たり前となった今日では、どのプログラムがどのくらいネットにアクセスしているのか無頓着なまま、毎日を過ごしていることが多い。その結果、不要なプログラムが常時ネットと通信を行っているのを見逃したり、悪意あるプログラムを介してPCからデータが流出しているのに気づかないといった事態に陥りがちである。前者であれば通信帯域を多少圧迫する程度で済むが、後者であれば一大事だ。
どんなソフトがネットと通信を行っているかは、ルータのログを解析すれば見つけることもできるし、セキュリティソフトのログで確認することもできるが、もっと手軽にチェックするのであれば、今回紹介する「Internet Content Logger」がお手軽でオススメだ。これを使えば、日付ごとのフォルダの中に、プログラム名で通信ログがどんどんたまっていくので、どんなソフトがどのくらいの頻度でネットと通信しているのかが一目瞭然(りょうぜん)になる。
ログにはホスト名やUserAgent名なども含まれるので、単純にログサイズ=データ量とはいかないのだが、不審なプログラムがネットとやりとりをしていないかチェックするだけであれば十分に便利だ。使わなくなったはずのプログラムが依然バックグラウンドで動いていたり、プログラムの更新チェックと思われるプログラムが絶えずネットにアクセスしていたりと、表面上は見えないさまざまな挙動を読みとくことができる。
また、モバイル通信におけるパケット代節約にも効果を発揮する。イーモバイルやウィルコムなど、モバイル通信における従量制の通信プランを利用していて、知らないうちにパケットがかさんでいるといった場合でも、このソフトを利用すれば通信を行っているプログラムを容易に特定できる。見つかったプログラムは必要かどうかを見極めた上で自動起動をオフにしたり、あるいはアンインストールするとよいだろう。
ソフト名 | 作者 | 利用料 |
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