編集部H 一応、できましたけど……。(図1)
永田 最初にしては、結構しっかり描けましたね。
編集部H う〜ん、新型と従来型の関係をどう描くか、よく分からなくて。
永田 まずは、順に解説していきましょう!
編集部H はい。
永田 まず、インフルエンザウイルスの種類が3種類あります。これは分岐ツリーで見せるのは良いですね。そのうち、AとBだけが人に感染する。人の顔をアイコン化しているところなんかもよいですね。ただ、感染されてうれしいわけではないでしょうから、この表情は微妙です……。
編集部H 確かにっ。そうですね……。
永田 またソ連型と香港型の記述は重要なので、必ず入れましょう。これらはA型の1タイプですから、Aからさらに分岐をさせるか、あるいは吹き出しなどを使って、トピックとして表せばよいのではないでしょうか?(図2)
編集部H ふむふむ。
永田 そして、これまでの話が従来型で、新型というのは、これらの型とは別のグループです。ですから、従来型と新型を対比させるように別グループでくくって、両端矢印などを入れるといいかもしれません。(図3)
編集部H あっ、なるほど〜。
永田 次に新型では鳥からの感染ルートと、豚からの感染ルートの2タイプがあるのすが、この絵もいいですね。ただし、感染ルートによってH1N1亜型、H5N1型という異なるウイルスが感染源となりますので、矢印横にきちんと記入します。逆に「感染」というのは何度も出てきますが、矢印自体で感染をイメージできるのであれば、わざわざ書かなくてもよいでしょう。図解通訳では、自分が後からイメージできるものはどんどん省略して結構です。
編集部H その方が楽ですね。
永田 最後に警戒レベルの話が出てきますが、これが記入されてませんね。レベルが1〜6まであって、5が現在、6がパンデミックであるので、これをレベルメーターのようなグラフで示すと分かりやすいです。(図4)
編集部H ほお〜、なるほどですね。
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