手首の疲れを軽減するリストレスト4製品を試す3分LifeHacking

手首の下に敷き、マウス操作の疲れを軽減してくれるのがリストレストだ。今回はそれぞれ違った特徴を持つ4つのリストレストを紹介しよう。

» 2009年12月21日 11時52分 公開
[kizuki,Business Media 誠]
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今回試用した4製品。手前から時計周りに、エレコムの「dimp gel EX」、ロアスの「WR-707シリーズ」、サンワサプライの「スライドリストレスト」、バッファローコクヨサプライの「本革製リストレスト」

 職場や自宅で一日中マウスを使っていると、手首の付け根が痛くなることが多い。こうした症状を軽減してくれるアイテムがリストレストだ。手首の下に敷き、マウスの操作をサポートしてくれるアイテムである。以前はウレタンタイプの製品が多くみられたが、現在はジェルタイプの製品がほぼ全てを占めている。

 これらの製品は、店頭でも実際の感触が分かるようにパッケージの一部に丸く穴が開けられていることも多いが、実際に机上に設置して使ってみるとまったく異なる印象をうけることもしばしば。PC関連アクセサリの中では比較的当たり外れがあるアイテムだといえる。

 今回はそれぞれ違った特徴を持つ4つのリストレストをまとめて試用したので、レビューをお届けすることにしよう。なお、市販されているリストレストにはマウスパッドとの一体型も多いが、レーザーセンサで読み取りづらい製品もあるため、今回はマウスの読み取り方式に依存しない、リストレスト単体のものをセレクトしている。

スタンダードなジェルタイプ「WR-707シリーズ」

 リーズナブルな予算で、リストレストの効果を試してみたいという人におすすめなのが、ロアスの「WR-707シリーズ」だ。

 素材は一般的なジェルで、やや厚みがあるのは好みが分かれるところだが、実売500円前後という価格はリストレストなるものの効果を試すにはぴったり。ちなみにジェルタイプのリストレストは基本的に面積・厚み・色くらいしか差別化要因がなく、どのメーカーの製品もあまり大きな差がないというのが実情である。


ロアスの「WR-707シリーズ」。スタンダードなジェルタイプ。手のひらがあたる部分がくぼんでいるのは、やや好みが分かれるかもしれない

反発力はかなり強い。厚みがあるので段差ができがち

本日のレシピ(その1)
製品名 実売価格 発売元
WR-707シリーズ 480円 ロアス

ぷにぷに感が絶妙な「dimp gel EX」

 前述の「WR-707シリーズ」のように厚みがあって硬いジェルタイプでは手のひらの付け根が痛くなって困るという人にオススメなのが、エレコムの「dimp gel EX」シリーズのハンドレストだ。

 「EXGEL(エクスジェル)」という超柔軟性の合成ゴムを使用しており、ほかに類を見ないマシュマロのような柔らかさを実現している。一般的なジェルタイプに比べて段差があまりないことと、ツルッとした表面でありながら汗ばみにくいのも秀逸。難点があるとすれば、白やグレーなど淡い色ばかりラインアップされているため長期間使っていると汚れが目立ちやすいことと、実売価格が2000円前後とやや高価なことだろうか。


エレコムの「dimp gel EX」シリーズのハンドレスト。左右非対称の、しずくのような形状をしている

マシュマロのような独特の柔らかさで深く沈み込むのが特徴。段差ができにくいのでジェルタイプが苦手な人にも最適

本日のレシピ(その2)
製品名 実売価格 発売元
「dimp gel EX」ハンドレスト(MOH-014シリーズ) 1980円 エレコム

本革製で見た目に高級感のある「本革製リストレスト」

 ジェル素材でないリストレストは意外と選択肢が少ないのだが、そこそこのロングセラー商品といえるのが本革タイプだ。

 バッファローコクヨサプライの「AWR379シリーズ」「AWR380シリーズ」はそれぞれ牛革、豚革を採用したリストレストで、見た目の高級感に優れている。使い込んでもそれなりに風合いに味があるのは、さすが本革といったところ。ただし本体が軽く、底面が滑り止めになっていないこともあって机上で動きやすいのは難点。


バッファローコクヨサプライの「本革製リストレスト」。左の写真は豚革製品。右側の写真のグレー部分が豚革、両サイドが牛革

内部はクッションとおぼしき素材で、そこそこの反発力がある。手を乗せると、けっこうな段差ができる

本日のレシピ(その3)
製品名 実売価格 発売元
本革製リストレスト ショートサイズ(AWR379/AWR380シリーズ) 1680円 バッファローコクヨサプライ

底面のローラーで自在に動く「スライドリストレスト」

サンワサプライの「スライドリストレスト」

 最後に紹介するのは、サンワサプライの「スライドリストレスト」。これは底面に小さなローラーが付属したリストレストで、手首を乗せたまま前後左右にゴロゴロ転がせるという、一風変わった特徴を持っている。

 単三形電池を使うようなワイヤレスマウスや大型の有線マウスといった重量のあるマウスを使っている場合、動かしやすくなるメリットがある。ただし手のひらの付け根を支点にしてマウスを動かす人にとっては、細かい操作が難しそう。また段差もそこそこあるので注意したい。


ベースはABS素材で、表面はポリウレタン。反発力はほとんどない。底面に大小ふたつのローラーが付属しており、手首を乗せたままゴロゴロ転がせる

実際に手を乗せたところ。重いマウスもスムーズに操作できるようになるが、細かい動きはやや苦手。好みが分かれそうだ

本日のレシピ(その4)
製品名 実売価格 発売元
スライドリストレスト(TOK-ERG1シリーズ) 1580円 サンワサプライ

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