視聴率20％越えのドラマ「JIN -仁-」の人物相関図を描く：世の中「四角形と矢印」でできている（2/3 ページ）

[永田豊志，Business Media 誠]

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省略してもよい部分、必ず記入すべき部分

図1　とりあえずHさんの図解が完成！　結構しっかりまとまっているように見える

編集部H　一応、できましたけど……（図1）。

永田　お〜!!　すごいまとまってますね（驚）。

編集部H　ま〜、実力なんでしょうね。

永田　ははは（苦笑）。では、順に解説していきましょう。

編集部H　よろしくお願いします。

永田　まず、登場人物の中でも主役格はセンターにおき、目立たせたほうがよいですね。人物相関図は、基本的には、主人公と周囲の人との関係を描いていきますからね。

編集部H　線を太くするとか、色をつける、とかですか？

永田　そうですね。また、人名＋肩書き（あるいは説明文）をセットで記入するようにしましょう。主人公は脳外科医ですから、これをカッコ付きで追記すると良いでしょう（図2）。

編集部H　ふむふむ。

図2　人物名と肩書きをセットで。主人公は、特に線を太くするなど目立たせる

永田　そして、Hさんは「現世」というのをグルーピングで表現しましたが、現在、主人公は江戸に生きているので、「現世」の囲み枠は、「友永未来」だけが対象となります（図3）。

編集部H　そういえば、そうですね。

図3　より大きな四画で囲むとグループを表すが、主人公は現世に生きておらず、メインの舞台は江戸なので、枠の対象は「友永未来」だけにする

永田　「野風」は吉原のおいらんなので、これも肩書きとして入れておきましょう（図4）。

図4　人物名と肩書きはセットで

永田　それと、西洋医学研究所の頭取が緒方洪庵（病死）で、弟子が山田、佐分利の2人ですから、この上下関係を分岐ツリーで描きます（図5）。

編集部H　あっ!　忘れてました……。

図5　師弟関係は分岐ツリーで。上から下、左から右への流れが望ましい