「YouTube×バランスボール」で30分間エクササイズiPod touchだってできるもん

寒くなると運動する機会も減ってきます。室内で手軽に継続できる運動をしたいと考え、iPod touchを活用することにしました。今回は、iPod touchとバランスボールを使ってできるエクササイズをご紹介します。

» 2009年12月22日 19時00分 公開
[石井力重,Business Media 誠]

 最近、ウオーキングをする人をよく見かけるようになりました。しかし急激に寒くなった今の時期は、なかなか行動を起こせないという人も多いのではないでしょうか。かく言う筆者もその1人。そこで、室内で手軽に継続できる運動をしたいと考え、バランスボールで30分間、体を動かすことにしました。

 しかし、手持ち無沙汰ですぐに飽きてしまいます。iPod touchで30分程度の動画を見ながら試してみたところ、飽きずに続けられました。終わったころには足に程よい疲労感もありオススメです。今回はその方法をご紹介しましょう。

用途アイデア名 「iPod touchでバランスボール・エクササイズ」
3つの効果 1. 30分間運動を続けられる。
2. 一度に(運動と娯楽)2つできるので、得した気分になれる。
3. 狭い自室で(結構)運動できる。
必要な道具 バランスボール


photo 筆者が愛用するバランスボール。最近は大きなものでも1000円ぐらいで手に入ります

  • 1. まず、バランスボールを手に入れ膨らませる

 膨らませ方は「パンパン」より「若干、空気が甘め」の方が、跳ね返りが過敏すぎずオススメです。

 好みによりますが、30分ぐらいのコンテンツ(複数でも可)を探してみてください。頭を使うものよりも、流し見できるような気楽に見られるコンテンツがいいでしょう。

 なお、標準搭載の「ビデオ」アプリで閲覧する場合は注意。エビ反りなどすると、画面の上下がぐるっと回ってしまい、見づらくなります。本体を逆さにしても、画面が逆さになることがないYouTubeアプリの方が、この使い方に適していると言えるでしょう。

  • 3. 動画を見ている間、ずっとボールの上で弾む

 反り返ったりしながら自由にずっと、ぼよんぼよんと跳ね続けます。手で持った画面は揺れますので、字幕の出るようなものは避けます。

  • 4. 選んだコンテンツ(〜30分弱)を見るまでやめない。逆に見終えたら必ずそこで運動も終わりにすると決める

 途中で疲れてバランスボールから降りたくなっても、とにかくボールに乗っているようにします。また、連続のコンテンツなどはつい長々といくつも見てしまうことがありますが、「見るときはボールに乗りながら」と決めておきます。足が疲れるので、だらだらしません。


視聴しているのは「オオカミとブタ。」

  • アイデアの評価:★★★★★

 今回は★5つにしました。iPod touchとバランスボールさえあれば準備がほとんどいらず、簡単にできます。特に見たい動画を見始めるとだらだら見てしまう人、運動を始めてもすぐ飽きてしまう人にとって、「コンテンツを見る間は、必ずボールに乗る」という自分ルールは、メリハリが出て効果的かもしれません。

 なお、iPod touchを持ちながら上下運動しているので、肩が凝りそうですが、筆者は逆に肩こりが少し楽になった気がします。肩にかかる力が「上→下→上→下」と、しょっちゅう変わるので、血行がよくなったのでしょうか。

 テレビやPCでも同じことを試してみました。ボールの上で動くと、画面が見えなくなる時があり、ストレスを感じました。iPod touchはエビ反りになってストレッチするときでも、常に画面を目の前に持ってくることができるのが利点です。また、iPhoneと異なり通話機能がないiPod touchは、電話がかかってきて中断することもないので、この使い方にマッチしていると思います。

 余談ですが、「バランスボールの上で動いた時に生じる加速度操作ゲーム」なんてアプリがあったら、おもしろそうですね。ボール上のバウンドを加速度センサーを読み取って、主人公が月面とかを散歩するなんて楽しそうだなあと、ボールに乗りながら思いました。

 さて次回は、サイコロの転がりという偶然性を使って、デザイン・モチーフをつくる方法をご紹介します。

著者紹介:石井力重(いしい・りきえ)

photo

 アイデアプラント代表。1973年生まれ、東北大学大学院卒。創造性育成ツール開発プロジェクトではリーダを務め、そこから誕生したブレインストーミング学習教材『ブレスター』は、みやぎものづくり大賞で、優秀賞を受賞。アイデア創出のプロセスを研究し、創造力を補佐する道具の開発と、アイデア・ワークショップを行っている。著書に『アイデア・スイッチ』など。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ