偽善者には3つの兆候がある名言で読む「リーダーの必読書」

ある会社が顧客データベースを構築したとき、経営陣は名簿の売却や貸し出しは行なわないとはっきり約束した。ところが数年後、新任の意思決定者が名簿を貸し出す決定を下した。

» 2009年12月24日 08時30分 公開
[フランクリン・コヴィー・ジャパン,Business Media 誠]

 偽善者には3つの兆候がある。話をする中で嘘をつくこと、約束しながら守らないこと、受けている信頼を裏切ることである。

――ムハマド

 ある会社が顧客データベースを構築したとき、経営陣は名簿の売却や貸し出しは行なわないとはっきり約束した。ところが数年後、新任の意思決定者が名簿を貸し出す決定を下した。それから間もなく、その会社の顧客の一人が、別の会社から送られて来るようになったDM広告の住所ラベルに同じミスがあることに気づいた。その顧客は、これは単なる偶然ではないと思って会社に電話した。

 会社は自分たちのしたことを認めて謝罪したが、約束を破るような会社はもう信頼できないと顧客は言い、その会社との取引を打ち切ってしまった。

(『スピード・オブ・トラスト』330〜331ページより抜粋)

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『スピード・オブ・トラスト 「信頼」がスピードを上げ、コストを下げ、組織の影響力を最大化する』

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 「どんな状況であれ、信頼ほど即効性が期待できるものはないと断言できる。そして、世間の思い込みに反し、信頼は自分でなんとかできるものなのだ」――。

 『7つの習慣』で著名なコヴィー博士の息子、スティーブン・M・R・コヴィーが、ビジネスにおける“信頼の力”を体系化したのが本書『スピード・オブ・トラスト』。

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