デスクトップのファイルを「自動整理」する(Mac編)あなたの不安、見積もります

「Hazel」は、デスクトップのファイルをフィルタリングして、所定のフォルダに移動してくれるMac専用ソフト。最初に設定さえしてしまえば、あとは放っておくだけで「自動整理」が可能です。

» 2009年12月24日 11時00分 公開
[佐々木正悟,Business Media 誠]

 「ファイルはとりあえずデスクトップに保存している」という人は多いと思いますが、そんな人は大抵同じ悩みを抱えているようです。

ビジネスパーソンの気になる疑問

 PCのデスクトップが、すぐにファイルで埋まってしまいます。整理しようとするのですが、時間がもったいなくて。 何か良い手はないでしょうか?


 私は、ふだんはMacを使っているので、Lifehacking.jpの堀さんから教えていただいた「Hazel」(21.95ドル。14日間の無償使用版あり)というMac専用のファイル自動整理ツールに頼っています。

 これは、指定した条件に合致したファイルを、あらかじめ設定した指示に従って自動処理してくれるユーティリティソフトです。例えば、「あ」がつくファイルがデスクトップにあれば、「あ」というフォルダに移動しろ、というような設定ができるわけです。

 この設定条件をかなり細かく指示できるので、私のMacのデスクトップにダウンロードされたファイルは、一定時間が立つと消えてなくなります。正確には消えてなくなるのではなく、自動で移動するだけですが。


 この画像のように設定しておくだけで、デスクトップ上にダウンロードされた私のブログのバックアップファイルは、自動的に「バックアップ」というフォルダへ移動します。色々なファイルについて事前にこのような設定をしておくと、デスクトップ上にファイルをダウンロードするだけで、あとはHazelが勝手に整理しておいてくれるのです。

 一般的なファイルについては、分かりやすいコメントをつけて、適当なフォルダに置いておきます。すると「ファイル作成日-コメント内容」という名前のフォルダが「マイドキュメント」の中に作成され、その作成されたフォルダに移動してくれるようにしてあります。このようにしておけば、ファイル整理する必要など全くなくなるので、大変に便利です。

 HazelはMac用のサービスですが、Windows向けのファイル管理ソフトでは、先日公開された「FenrirFS」があります。こちらについては、また日を改めて紹介するつもりです。

今週の「これを減らしてみる」

携帯電話をチェックする回数。チェックの時間を決めてみましょう。


筆者:佐々木正悟

 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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