1カ月プランニングで生産性を上げる来年こそは「成果」を出す

ビジネスの生産性を上げたいのであれば、1カ月単位でのプランニングが基本。全体の流れを見渡して、すべての行動が「見える化」できるというメリットがあります。

» 2009年12月24日 17時25分 公開
[フランクリン・コヴィー・ジャパン]

人生は手帳で変わる フランクリン・プランナー・オーガナイザー 完全攻略

 2009年も残すところあと数週間。「今年は充実した」という人ばかりではないはずです。来年こそは! と気持ちも新たにしている人も多いのではないでしょうか。誠 Biz.IDでは『人生は手帳で変わる フランクリン・プランナー・オーガナイザー 完全攻略』をフィーチャーし、来年に備えるビジネスパーソンの力に役立てればと思います。

 4回目の今回は、フランクリン・プランナー・オーガナイザーを例にビジネスの計画をどうやって立てていくかを説明します。


 ビジネスの生産性を上げたいのであれば、1カ月単位でのプランニングを行ってみるといいでしょう。1つずつの仕事やプロジェクトの課題を1カ月単位で管理していくと、全体の流れを俯瞰(ふかん)でき、すべての行動が「見える化」できるというメリットがあります。

 発注から納品までが数日といったスピード最優先の短期仕事や、数億円の売上達成など大規模で長期にわたる仕事など、中には1カ月単位の管理に合わないものもありますが、どこの会社でも全体のマネジメントを月間レベルで行うことが多いのには、相応の理由があるわけです。

まずリスト化、実行する日時が決まっているものをカレンダーに

マスタータスクリスト
マンスリーカレンダー

 特にフランクリン・プランナー・オーガナイザーは、月間レベルでのマネジメント機能が充実。短いスパンではどうしても後回しにしてしまいがちな「自分のビジネスにとって重要な課題」は、意識的に「月間目標」に書き出しておきましょう。プランニングを行うあなた自身が、意識的に「見える化」を行うことで、緩急のバランス、プライベートとのバランスなどもうまくとれるようになっていくことでしょう。

 月単位という、緊急性から少し離れた視点で、その月の主要な課題をリスト化し、優先順位を決めておくだけでも、あなたの日々の行動にはかなり変化が出てくるはずです。

 月間目標の中で、いつ実行すべきかが決まっている行動は、まず見開きの「マンスリーカレンダー」に大まかなスケジュールとして入れてしまいましょう。一方、いつまでという期限は決まっていなくても、その月のうちに達成したい行動は「月間マスタータスクリスト」に書き出し、優先順位だけはしっかりつけておきます。

 そして、マンスリーカレンダー、月間目標、月間マスタータスクリストを常に確認しながら、折々の状況に合わせて、月間→週間→1日と、実際のスケジュールに落とし込んでいきます。


月末のセルフレビューが未来をつくる

 日々の忙しさの中でどうしても見失いがちな大局的な視点こそ、あなたのビジネスの生産性アップには不可欠なもの。目の前にある緊急事項に振り回されていると、後で必ずそのツケが回ってきます。

 たとえ、今は周囲の期待に応えられているという実感があったとしても、長期的な目標を見据え、そのキャリアプランに沿って、自らのスキルアップや未来への投資を行わなければ、いずれ息切れして成果が出せなくなっていくことでしょう。

 そうならないためにも、1カ月が終わったら、その月のマンスリーカレンダー、月間目標、マスタータスクリストをレビューする時間を持ちましょう。自分の立てた目標が正しかったか、優先順位のつけ方は適切だったか、目標のレベルや規模に見合ったスケジュールを組めたか、実際に遂行できたか、そして実行の中味はどうだったか。いくらでもチェックするポイントはあるはずです。

 こうしてセルフレビューを行いながら、月間インデックスに、その月、あなたが成し遂げたことを整理して書き出していきます。自己評価(採点)や補足事項などを項目の横に書き添えてもいいでしょう。これら一連の振り返りを踏まえて、次の1カ月の主要課題やタスクを考えていくことで、あなたの未来は確実に理想の実現に近づいていくのです。

人生は手帳で変わる フランクリン・プランナー・オーガナイザー 完全攻略

 全世界で2100万人が愛用するフランクリン・プランナー。米国の“建国の父”ベンジャミン・フランクリンをルーツに持つことでも知られています。

 本書は、そのフランクリン・プランナーの綴じ手帳版である「フランクリン・プランナー・オーガナイザー」を活用し、ビジネスにプライベートに成功をもたらすためのヒントを散りばめた完全攻略ガイド。

 綴じ手帳ならではの機能と使い方、活用方法、カスタマイズのヒントなどを紹介するほか、フランクリン・プランナーの特徴である、「価値観を明確にする」作業、ビジネスやプライベートの両立、すぐに役立つ効果的な計画立案といったさまざまな日常生活における課題解決の「攻略」をお手伝いするのが本書です。


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