スポットライトでハイライト――プレゼンを効果的に演出するソフト3分LifeHacking

プレゼンでの強調表示に便利に使える、スポットライト風のソフトを紹介しよう。

» 2010年01月05日 11時57分 公開
[kizukiBusiness Media 誠]

 プレゼンテーションの最中に画面上の特定のエリアを強調して見せたいことがよくある。通常であればレーザーポインタなどで該当エリアをレーザー光で指し示すことになるが、レーザー光のサイズはそれほど大きいものではないし、光がぶれたりして、決して分かりやすいとは言えない。席が後ろのほうだと特にそうだ。実際にスクリーンの前で身振り手振りでエリアを指し示す方法もあるが、これだとPCの前から離れてしまうことになり、プレゼンの進行に支障をきたしてしまうこともある。

「Mouse Shade」でスポットライト風の強調表示を行ったところ。マウスポインタを中心としたエリアだけが通常表示となり、それ以外のエリアはグレーアウトした状態になる。ちなみにこれはデフォルトのサイズ/色
[Alt]+[→]でスポットライト効果をオン、[Alt]+[←]でオフにできる。これはオフにした状態

 こうした場合には「Mouse Shade」を使ってみよう。マウスポインタを中心としたエリアをスポットライトが当たったように演出できるので、相手に対していま見せたいエリアを効果的に強調することができる。スポットライト効果はキーボードショートカットで自在にオン/オフできるので、ふだんはオフにしておき、注目させたい時にだけオンにする、という使い方ができる。

 このソフトが優れているのは汎用性の高さだ。特定のソフトのアドオンとしてではなく、単体のアプリケーションとして動作するため、PowerPointなどのプレゼンソフトはもちろんのこと、WebブラウザAcrobat Readerなど、Windows上で動くあらゆるソフトと組み合わせて利用できる。PowerPointとWebサイトを切り替えながらプレゼンを進める場合でも、シームレスにスポットライト効果が利用できるので、プレゼン全体に統一感が出るという副次効果も得られる。

 キーボードショートカットでは、スポットライト効果のオン/オフのほか、スポットライトのサイズについても調整が行える。また、スポットライトの形状(円/四角/角丸)や、背景色、さらに濃度を調節するメニューも用意されているので、個性的な表現も自由自在。派手なアニメーション効果こそ用意されていないが、シンプルイズベストで重宝するソフトだ。

スポットライトのサイズは[Alt]+[↑/↓]で拡大縮小。これらは表示中にリアルタイムで調整できる

背景色は黒以外に5色から選べる。また濃度も3段階で調整可能。タスクトレイから細かな設定が行える。メニューは英語だが、見てすぐに理解できる項目ばかりなので問題はないだろう。なお試用した限りでは、Windowsのスタンバイモードには対応していないようだ

本日のレシピ
ソフト名 利用料 対応OS 提供元
Mouse Shade 無料 Windows XPで動作確認済み Fx Software
1/5 17:00 追記 該当の「Mouse Shade」について、マルウェアではないかとのご指摘をいただきました。編集部では事前に安全性の確認をしておりましたが、McAfee Security CenterとKaspersky Internet Securityが反応するようです。カスペルスキーラブスジャパンによると「アドウェア(Not-a-virus:AdWare.Win32.Rabio.iy)として検知しており、マルウェアとしての検知はない」とのことでした。特に実害は考えにくいとの報告を受けております。

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