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» 2010年01月06日 16時00分 UPDATE

iPod touchだってできるもん:サイコロを振って、デザインのモチーフを考えてみる

何かをデザインしようとする時なかなか思いつかない、そんな経験はないでしょうか? 今回はiPod touchのサイコロアプリで、デザインモチーフを考えてみます。

[石井力重,Business Media 誠]

 何かをデザインしようとする時なかなか思いつかない、そんな経験はないでしょうか? あるアーティストはデザインのモチーフを考える時に、おはじきをばらっと落として広がる配置の偶然性から、着想を得ると聞きました。今回はこれをiPod touchで実行できないかと考え、早速試してみました。iPod touchアプリさえ入れれば、道具も必要なく簡単にできます。


用途アイデア名 「iPod touchでデザイン・モチーフ生成」
3つの効果 1. 何かをデザインする時に「なかなか書き出せない」を乗り越えられる。
2. 偶然の中から、意外な構図・形を作れる。
3. 準備の手間がかからない。
必要な道具 なし(あえて言うならデザインモチーフを書き留める紙とペン)


  • 1. まず、iPod touchでサイコロのアプリ「Motion X Dice」をインストールする。

 「Motion X Dice」は無料(1月6日現在)です。同じようなアプリがほかにあるかもしれません。ほかにあればそれでも結構です。

  • 2. サイコロの数を5つにして、“振る”。

 加速度センサーが働いて、iPod touch本体を動かすとサイコロが転がります。サイコロの図柄は9種類。テーブル(背景)も選べます。個人的にESPカード(○/△/□/☆/+/三本波)の図柄と、青と赤の2色テーブルが気に入っています。

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  • 3. 並んだ配置を、紙に書きとり、デザインのモチーフにします。

 わたしは、テーブルの境目を垂直方向ととらえて使っています。その方が非対称な散らばり方を示しやすい気がするので。

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 今回の配置から、わたしはずんどうな鳥のようなモチーフを作りました。5つの配置を紙に書き出して、適当に補助線を入れていくと、上記のようなスケッチができてきます。

photo 「Yes」「No」柄のサイコロ

 なお、サイコロを「Yes」「No」柄にして、Yesのものだけを見ることにするとモチーフ要素がその都度変わり面白いので、試してみてください。

  • アイデア評価:★★☆☆☆

 アプリとしては優秀なのですが、この用途として使うならば、もう少しテーブル(画面)が大きい方が散らばりに多様性が出るかもしれません。なので、★2つと少々低い評価にしました。

 デザインモチーフを考える、という行為は「仕事」のニーズとしてはとても狭いかもしれません。しかし「年賀状のデザインを考える」、なんて身近な場面で使ってみるのもいいでしょう(時期的にちょっと遅いかな……)。

 実際におはじきをバラバラにさせその配置からモチーフを得る方法は、楽しく想像力をかき立てられます。とはいえ会社の机の上でおはじきやサイコロをざらっとまくことは気がひけてしまいます。iPod touchなら気軽に試せるでしょう。

 次回は、わたしの専門分野である「アイデア創出」のための道具として、標準アプリを使う方法をご紹介します。

著者紹介:石井力重(いしい・りきえ)

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 アイデアプラント代表。1973年生まれ、東北大学大学院卒。創造性育成ツール開発プロジェクトではリーダを務め、そこから誕生したブレインストーミング学習教材『ブレスター』は、みやぎものづくり大賞で、優秀賞を受賞。アイデア創出のプロセスを研究し、創造力を補佐する道具の開発と、アイデア・ワークショップを行っている。著書に『アイデア・スイッチ』など。


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