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» 2010年01月12日 19時02分 UPDATE

今すぐ使えるケータイレシピ:第37回 iPhone活用Tips(1)――バッテリーの寿命を延ばす12の方法

ケータイの「何となく知っていたけど使っていない」機能や、「実はこんな使い方もある」という活用法を取り上げる本コーナー。今回から数回に渡り、iPhoneの活用術を解説していく。

[田中聡,ITmedia]

 iPhone for everybodyキャンペーンで本体価格が安価になったこともあり、iPhoneはもはや“特別なケータイ”ではなく、通常の音声端末と同じく手軽に使えるケータイになりつつある。

 とはいえ、物理キーをほとんど搭載せずタッチパネルで操作するiPhoneのUI(ユーザーインタフェース)はほかの機種とは大きく異なり、その独特の操作法を習得するのに時間がかかる人も多いだろう。そこで本コーナーでは、iPhoneをより快適に使いこなすための小技を数回に渡って解説していきたい。基本事項も含まれるので「すでに知っているもの」も多く含まれるだろうが、おさらいも兼ねて参考いただけると幸いだ。今回はバッテリー残量を節約する方法を紹介する。

 なお、動作確認にはiPhone OS 3.0を搭載した「iPhone 3GS」を使用した。

iPhoneの消費電力を抑える

 iPhoneに限らず、ケータイのバッテリーはできるだけ節約しておきたいもの。iPhoneではディスプレイやインターネット、通信関連の設定を変えることで、バッテリーの消費を抑えられるので、いくつかの方法を紹介しよう。ちなみに、iPhone 3GSの連続待受時間は最大300時間、通話時間(3G)は最大5時間。インターネットは3Gが最大5時間、Wi-Fiが最大9時間、ビデオ再生は最大10時間、音楽再生は最大30時間の利用が可能だ。

(1)ディスプレイの照明を調節する

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 一般の音声端末と同様、iPhoneもディスプレイの明るさを暗くするほど消費電力を抑えられる。「設定」→「明るさ」にあるスライダーを左側にずらすと画面が暗くなる。周囲の環境によって明るさが変化する自動調節も可能だ。


(2)ディスプレイの点灯時間を短くする

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 iPhoneには、画面が点灯してから一定時間が経過すると画面が消灯する「自動ロック」機能が用意されている。この設定時間を短くすれば、バッテリーの消費を抑えられる。「設定」→「一般」→「自動ロック」には「1分/2分/3分/4分/5分/しない」の設定がある。できるだけ節電したければ、最も短い「1分」を選ぼう。

 また、自動ロックの設定にかかわらず、iPhoneを使わないときは、こまめにスリープボタンを押して画面を消灯しておきたい。


(3)無線LANとBluetoothをオフにする

 無線LANやBluetoothなどの通信機能もバッテリーの消費を早めるので、これらを使わないときは、できるだけオフにしておきたい。無線LANは「設定」→「Wi-Fi」から、Bluetoothは「設定」→「一般」→「Bluetooth」からオンとオフを切り替えられる。「インターネットは3Gネットワークしか使わない」という人は、Wi-Fiは常にオフにしておこう。

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(4)GPS機能をオフにする

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 Google マップなどで位置情報を取得する際にも電力を消費するので、位置情報サービスを利用しない場合、これをオフにしておきたい。「設定」→「一般」の「位置情報サービス」をオフにすればOK。


(5)圏外やつながりにくい場所では「機内モード」にする

photo 「機内モード」に設定すると、左上に飛行機のアイコンが表示される

 iPhoneはサービスエリア内では、常に3Gや無線LANなどのネットワークと通信しようとするので、圏外や電波が入りにくい場所では特に電力を消費しやすい。そこで、これらの場所にいるときは「機内モード」に設定して通信を行わないようにしておきたい。「設定」の「機内モード」からオンにできる。なお、機内モード中は通話もできないので、電波の入りやすい場所に移動したらオフに切り替えた方がいいだろう。


(6)メールのプッシュ通知をオフにする

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 GmailやYahoo!メールなど、iPhoneでアカウントを登録したメールはプッシュ通知に対応しているが、これをオフにすることで消費電力を節約できる。「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」→「データの取得方法」で「プッシュ」をオフにすればよい。プッシュがオフの場合でも、「15分ごと/30分ごと/1時間ごと/手動」でメールを取得する設定も用意されている。消費電力を抑えたければ、30分や1時間など長い間隔にするか、「手動」に設定しよう。


(7)アプリのプッシュ通知をオフにする

 iPhoneはメールだけでなく一部のアプリもプッシュ通知に対応している。例えばTwitterクライアントの「Echofon」では、自分あてにMentionが入るとプッシュで通知される。メールと同様、これをオフにすることで消費電力を抑えられる。「設定」→「通知」から、全アプリのプッシュ通知をオフにできる。特定のアプリのプッシュ通知だけをオフにしたければ、アプリから個別に設定しよう。

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(8)ダウンロードしたアプリの使用を控える

 App Storeでダウンロードしたアプリの中には、画面の明るさの調整やディスプレイの消灯などができないものがある。節電したいときは、プリセットされているアプリ以外はなるべく使わないようにしたい。


(9)イコライザをオフにする

 iPhoneをiPodとしても利用しながらバッテリーを節約したければ、イコライザ設定をオフにすることをお勧めしたい。「設定」→「iPod」→「イコライザ」をオフにすればよい。

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(10)保護ケースに入れたまま充電しない

 iPhoneが最適に動作する温度は0〜35度。iPhoneをケースに入れたまま充電すると、余分な熱が発生し、バッテリー容量に影響を与える恐れがある。バッテリーをより長持ちさせるには、充電時にはiPhoneをケースから外す方が望ましい。

 ちなみに、AppleのWebサイト(外部リンク)によると、iPhoneはフル充電/放電サイクルを400回繰り返すと、満充電しても80%までしか充電できなくなるという。満充電したいときは、新しいバッテリーに交換した方がいいだろう。


(11)満充電に気をつける

photo iPhoneのバッテリーが完全に充電されると、画面右上のアイコンが右の画面のように変化する。

 iPhoneの充電プロセスは、充電した容量の合計が100%になると1回分の充電としてカウントする。つまり、バッテリー容量が60%になったときに満充電すると40%の充電、その後容量が70%になったときに満充電すると30%の充電、さらに70%になってまた満充電すると30%の充電として計上され、40+30+30で100となり、この時点で初めて1回分のフル充電と数えられる。そのためバッテリーは使い切ってから満充電しても、使いかけで満充電しても、バッテリーの消耗にはそれほど大きな差はない。

 ただ、リチウムイオンバッテリーは満充電の状態が長時間持続すると劣化しやすくなるという特性を持つので、満充電付近で充放電を繰り返すと、バッテリーの消耗が早まる恐れがある。また、前述のとおりリチウムイオンバッテリーは高温にも弱いので、満充電で高温になる場所に置いておいたりすると、バッテリーに大きなダメージを与える恐れがある。

※初出時に「Phoneが満充電されないうちに充電を中断すると、バッテリーの消耗が早まる恐れがある。100%充電されるまでは中断しないようにしておきたい。」との記載がありましたが、これは誤りでした。お詫びして訂正いたします。(1/14 20:40)

(12)スタンバイ/スリープモードのPCにiPhoneを接続しない

 iPhoneをPCにつないで充電する際に、PCがスリープモードやスタンバイモード、また電源が入っていない状態だと、iPhoneのバッテリーが消耗しやすくなるので注意したい。


バッテリー残量を%表示にする

photo バッテリーゲージの左側に%が表示される

 iPhone 3GSのバッテリー残量は、初期設定ではゲージのみの表示になっているが、「設定」→「一般」→「使用状況」→「バッテリー残量率」をオンにすると、残量が%表示される。%の方がバッテリー残量が明確に分かって便利だが、数字が出ることで不安が増すという人は、この項目から定期的に%を確認するだけでもいいだろう。なお、iPhone 3Gはバッテリー残量の%表示はできない。

 ちなみに、「使用状況」からは、最後に充電してからの使用時間や累積通話時間、送受信したデータの容量も確認できる。


今週のレシピ
消費電力の節約 バッテリー残量の%表示
対応機種 iPhone 3G/3GS iPhone 3GS
設定/起動時間 約30秒〜1分 約30秒
料金(パケット通信料を除く) 無料 無料
お役立ち度 ★★★★★ ★★★☆☆
簡単操作度 ★★★★☆ ★★★★☆
自慢度 ★★★★★ ★★★★☆

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