こすると消えるボールペン、三菱鉛筆はキャップで消す「ユニボールファントム」仕事耕具

三菱鉛筆は、書いた文字をキャップでこすることで消せるゲルインクボールペン「ユニボールファントム」を発売する。全8色。

» 2010年03月16日 15時05分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 三菱鉛筆は、書いた文字や線の色が一定の温度になると消える特殊なインクを採用した0.5ミリボールペン「uni-ball FANTHOM(ユニボールファントム)」を3月23日に発売する。ブラック、レッド、ブルー、ピンク、オレンジ、グリーン、スカイブルー、バイオレットの8色を用意する。価格は210円。

 ユニボールファントムの特徴は、何といってもキャップでこするだけで書いた文字が消えること。キャップを軸の後ろに挿したまま、ボールペンをひっくり返してこするだけで色が消えるため、両手を使う必要がない。キャップの先端でこすれば細かい部分が、側面でこすれば広い範囲を消すことができる。

 パイロットのフリクションボールと同様の製品で、三菱鉛筆によると「国内ボールペン市場において消せるボールペンの売り上げは拡大している」という。なお、消える仕組みもフリクションボールと同様に温度変化による化学変化を利用したもの。温度によって色が消えるため、消しくずがほとんどでないという。文字を消した場所に、再び文字を書き直すことも可能だ。

 三菱鉛筆によると、「社会人を中心に、幅広い層を対象として『手帳に書き込んだ予定の変更』や『ノートを取る際の書き間違いの訂正』などの用途」を想定しているという。

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