会議中であろうとなかろうと、電話というものは常にかかってきます。早く対応しなければならないこともありますが、そのせいで会議が中断されてしまうのは困りものです。では会議中にかかってくる電話に、どう対応するのがいいのでしょうか?
あなたが働くデコボコ水産は、ユニークな食材やネーミングの商品が続けざまにヒットし、人気の情報誌『東京ストーカー』で「食のパイオニア賞」を受賞しました。それ以来、問い合わせや取材の電話が鳴りやまないという、ありがたい悩みで困っています。
しかし、せっかく世間から注目されているのですから、これを利用しない手はありません。社を挙げて、何か受賞イベントを開催することが決まり、あなたは今、その会議に出席しています。
路母 ウチの社食を解放シマスカ? 深海魚定食など、目を引くとオモイマス。
部長 なるほど。それなら特に金もかからんし……。
と部長が言いかけたところで、事務の女性社員が会議室に入ってきました。
女性 部長、フジツボテレビからお電話が入っています。
部長 おー、分かった。みんなちょっと待っててくれ。
そう言い残し、部長は席を立ちます。……そして30分後、ようやく部長が会議室に戻ってきました。
部長 みんな待たせた! で、何を話していたっけ?
雲道 社食を……。
と雲道が言いかけたところで、先ほどの女性社員が会議室に入ってきます。
女性 部長、ドロ沼産業さんからお電話です。
部長 おー、分かった。みんなちょっと待っててくれ
そう言い残し、部長は再度、席を立ちます。
――60分後。
部長 いやー待たせたね。 って、みんな大丈夫か!?
いつ戻ってくるか分からない部長を待っていた、会議参加者の面々は、すでに心が干物のように渇ききり、即身仏のよう。このあとの会議では、まったく話が盛り上がらず、「次回、日を改めて検討しよう」 という先送りの結論になってしまいました。
さて、会議の途中で入ってくる電話には、どのように対応したらいいのでしょうか?
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