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» 2010年08月06日 12時54分 UPDATE

結果を出して定時に帰る時短仕事術:将来が心配なら、未来の自分に相談してみる

「こんなことやってて大丈夫なのか?」「もう、面倒くさいからいいや」と投げだしたくなることもありますよね。そんな時に、わたしは「将来の成功した自分」や「死ぬ間際の自分」をイメージしながら“相談”してみるのです。

[永田豊志,Business Media 誠]

 日々、将来に向けて勉強や仕事などに取り組んでいると、「こんなことやってて大丈夫なのか?」「もう、面倒くさいからいいや」と投げだしたくなることもありますね。

 そんな時に、わたし自身がやっている習慣、それは「将来の自分と相談してみる」ということです。なんだか、SF映画のワンシーンみたいですが、どのような相談をしているのかというと、

  • これって本当に実を結ぶのかな? さっさとケリをつけて、新しいことやったほうがいいんじゃない?
  • 結構、リスク高いんだけど、やるべきかどうか迷っているんだよね……

 こんな相談です。もちろん、信頼できる知人や師に助言を仰ぐのもよいのですが、所詮、自分のことは自分で決定しなければならない。

 そこで、わたしは「将来の成功した自分」や「死ぬ間際の自分」をイメージしながら、こうした質問をしてみるんです。すると、将来の自分はすでに成功したか、あるいは死ぬ間際で「怖い」という意識のない自分ですから、「あの時、頑張ってやりぬいたから今の自分があるんだよ」とか「失敗しても死ぬわけじゃないし、やらなかったことを死ぬ時に絶対後悔するぜ」とか言ってくれるわけです。

 生涯を振り返ってみた時に、少しくらい辛い時期があったからといって、それ自体を後悔する人なんていません。多くの場合、そうした苦難の道も成功した人にとっては、とても懐かしい想い出なのです。だから将来の自分は、ポジティブでアグレッシブな助言をくれるのです。

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なぜ、過去の自分ではなく、将来の自分なのか?

 ほとんどの人は、過去の蓄積のもとに今の自分を生きています。過去の経験で得られたよい結果と悪い結果が、IRA(本能反射領域)と呼ばれる、コントロールできない脳の領域にしっかりこびりついており、将来の判断を行う時に、それらが知らず知らずのうちに、大きく影響しているらしいです。理性や論理だけでは、コントロールできない領域です。

 しかし、限定された経験値が将来を正しく判断できるはずもありません。よい経験は、何でも積極的にやってみようという気にさせますし、悪い経験は、失敗したらどうしようという不安を駆り立てます。

 だから、過去から構成されてしまっている今の自分ではなく、そこから解き放たれた将来の自分と向き合うのです。

 今の自分にとっては「大変な1年」も、死ぬ間際の自分にとっては、一瞬の出来事にしか映らないかもしれません。恐怖を超越した存在である将来の自分を、今の自分の協力者として活用してはどうでしょう?

集中連載「結果を出して定時に帰る時短仕事術」について

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 本連載は、6月26日発売の書籍『結果を出して定時に帰る時短仕事術』(ソフトバンククリエイティブ刊)から抜粋・再編集したものです。

 残業ゼロで成果を倍増する仕事効率化術――。と言っても、単に効率化だけではダメ。人生の価値マネジメントから始めるタスク管理としくみ作りを実践しましょう。「ワークライフバランス」と言っても単に時間バランスだけとっても意味はありません。

 ビジネスパーソンは、顧客の要望を上回る成果を出しながらも、自分の時間をしっかり確保して、プライベートの充実と自分の付加価値を高めるための将来に向けた事故投資を両立する必要があります。

 本書は、しっかり結果を出しながらも、将来の自分価値を高めるための「時短仕事術」を紹介しています。人生の価値感管理から日常生活のタスク管理まで、生産性戦争に打ち勝つためのテクニック満載です。

  • 1時間目:残された時間を価値あるものに
  • 2時間目:仕事も人生もうまくいく! 理想の時間割
  • 3時間目:最少の労力で最大の成果を上げる知的生産の方程式
  • 4時間目:必ず目標を実現する! スケジュール&タスク管理術
  • 5時間目:集中力が劇的にアップする!すきまアクションとじっくりアクション
  • 6時間目:時短の達人が教える! 生産性を高める小さな習慣
  • 7時間目:ITを味方につけなければ、生産性戦争に勝てない!
  • 8時間目:最短で問題解決するための時短思考のツール
  • 9時間目:チームの生産性が飛躍的に高まる! 時短会議のススメ
  • 資料編:時短の達人になるためのチェックリスト

著者紹介 永田豊志(ながた・とよし)

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 知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。

 リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。その後、デジタル業界に興味を持ち、デスクトップパブリッシングやコンピュータグラフィックスの専門誌創刊や、CGキャラクターの版権管理ビジネスなどを構築。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。

 近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』(中経出版刊)がある。

連絡先: nagata@showcase-tv.com

Webサイト: www.showcase-tv.com

Twitterアカウント:@nagatameister


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