ほぼ日手帳のこだわり「+1」Biz.ID Weekly Top10

「ほぼ日手帳2011」の発売を記念して、糸井重里さんが吉祥寺ロフトを訪れました。糸井さんが語ったほぼ日手帳のこだわりを伝えます。

» 2010年10月12日 21時08分 公開
[藤村能光,Business Media 誠]

 今回の1位は「みんなが自分で考えるようになる簡単な仕掛け」でした。同連載「『職場がツライ』を変える会話のチカラ」の記事がトップ3を占めています。10月8日に掲載した「『本当のプラス思考』を身につけよう」で連載はいったん終わりましたが、著者の竹内義晴さんとは、また別の切り口の連載を一緒に作っていきたいと思っています。


 先週、取材で吉祥寺ロフトを訪れました。「ほぼ日手帳2011」の発売に合わせて、糸井重里さんが「手帳相談員」として来店したのです。朝10時くらいから整理券の配布が始まり、「当初予定していた70枚を上回り、90枚を配布した」(吉祥寺ロフト担当者)とのこと。発売から10周年を迎えるほぼ日手帳の人気を支えているのは、来店者のような「ほぼ日手帳の愛用者」であることがよく分かります。

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 ほぼ日手帳の特徴は「『ほかの手帳でやれたらやってみやがれ』――糸井重里さんが語る、ほぼ日手帳3つの魅力」でまとめました。ほぼ日手帳の製本や紙質へのこだわりが、糸井さんの言葉の端々に込められていました。

 会場を見渡すと、ざっと8割ほどが女性の参加者でした。「女性はプライベート手帳も使いこなす」でも紹介した通り、手帳を愛用するのは女性が多いことが印象的でした。

 今回は、上記の記事で触れなかったほぼ日手帳のもう1つの特徴を紹介します。糸井さんが言及したのは各ページに入っている「365の日々の言葉」です。

 365の日々の言葉は、ほぼ日刊イトイ新聞を毎日更新していく中で生まれた言葉です。昔の人が言った言葉ではなく、自分たちの毎日の仕事の成果として出てきたもの。しょうもない言葉も載っています。「人間ぼちぼちじゃないですか」という温かいメッセージのつもりです。名言におしりを叩かれながら生きていくのも人生、“いいまつがい”でくすっと笑うのもまた人生です。

 自分の誕生日のページに「おならぷー」と書かれてあり、がっかりすることもありますが、それはあなたの人生もおならぷーということでもあるのです。あなたではなく、ほかの人がそれを見るかもしれません。それも含めて「人間そんなものじゃないですか」という大きな哲学が込められているのです。ほかの日の名言も読んでみてくださいね。(談)

 個人的には、偉い人よりも友達や知り合い、身近な人の体験談や言葉によって、モチベーションが上がったり、新たなアクションの糧になったりすることが多々あります。ほぼ日手帳を手にする人もきっと、同じような心境なのでしょう。

 「1日1ページの手帳は、実はなかなかなものだよ」と笑う糸井さんからは、愛用者に満足してもらいたいために、細部にも徹底的にこだわりぬく姿勢を強く感じたのでした。

image ほぼ日ストア吉祥寺出張所に並ぶほぼ日手帳2011

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