ベールを脱いだSleipnir 3.0――タブグループ、Geckoにも対応

フェンリルの最新版Webブラウザ「Sleipnir 3.0」が年内に提供開始。それに先立ち、公式ブログではタブ管理やGeckoエンジンへの対応といった特徴を紹介している。

» 2010年10月18日 19時42分 公開
[藤村能光,Business Media 誠]

 フェンリルは10月18日、最新版のWebブラウザ「Sleipnir 3.0」の特徴や搭載予定の機能を公式ブログで紹介した。使い勝手に直結する機能を搭載したWebブラウザとして開発しており、「正式提供は年内を予定している」(フェンリル)。

image 画像は開発中のもので、今後変更の可能性がある(出典:フェンリル)

タブグループで管理が楽に

タブグループ (出典:フェンリル)

 Sleipnir 3.0では、複数のタブを「タブグループ」としてまとめられる。検索結果は「検索結果グループ」として自動でまとめたり、常に開いておきたいタブを「ピンタブ」として表示したりできる。「タブを開きすぎて目的のタブを見失う」ことが少なくなるとしている。

Geckoエンジンに対応

 Firefoxと同じレンダリングエンジン「Gecko」を搭載する。これによりSleipnirの機能やプラグインと同時に、Firefoxの拡張機能も利用できるようになる。「Firebugなど、Web制作者やデザイナーに人気のあるアドインも利用可能だ」(フェンリル)

Geckoエンジンに対応 (出典:フェンリル)

FenrirFSと連係、お気に入りをラベル管理

 フェンリルのファイル管理ソフトウェア「FenrirFS」と連係し、お気に入りに追加したWebページをラベルで管理できる。複数のラベルを設定することも可能で、気になるWebページをラベルでクリッピングし、後で整理するといった使い方も可能になる。

お気に入りをラベル管理 (出典:フェンリル)

 アドレスバーや検索バー、オプション画面などのユーザーインタフェースも大幅に改善する予定。Geckoエンジンでの動作を確かめられる「Sleipnir Gecko Preview Ver.」をダウンロードできるWebサイト「Next Sleipnir いざ、チェックメイト」も開設した。

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