複合機とEvernoteが連係 スキャンデータをクラウドに――リコー

リコーは、デジタル複合機「imagio MPシリーズ」でスキャンした紙文書をEvernoteに保管できるウィジェット「Scan to Evernote(仮称)」を開発。2011年1月以降、専用サイト「App2Me」で提供を開始する。

» 2010年10月19日 14時12分 公開
[藤村能光,Business Media 誠]

 リコーは、デジタル複合機(MFP)「imagio MPシリーズ」でスキャンした紙文書をEvernoteに保管できるウィジェット「Scan to Evernote(仮称)」を開発した。2011年1月以降、専用サイト「App2Me(アップトゥミー)」で提供を開始する。

Scan to Evernote(仮称)の利用イメージ Scan to Evernote(仮称)の利用イメージ(出典:リコー)

 PCにScan to Evernote(仮称)をダウンロードし、App2Meに対応するデジタル複合機で紙文書をスキャンすると、その情報をEvernoteに保存できるウィジェット。

ウィジェットの初期設定画面ウィジェットの表示画面 ウィジェットの初期設定画面(左)と表示画面(出典:リコー)
MFP操作パネルのイメージ画面 MFP操作パネルのイメージ画面(出典:リコー)

 「デジタル複合機のスキャナ機能を活用して電子化した紙文書の最終保管先として、Webサービスを選択するケースも増えてきた」(リコー)とし、テキストや文書をデータとして保管できるEvernoteを連係したウィジェットを開発した。

 対応するデジタル複合機は「imagio MP C7501/C6001/C7500/C6000/C5000/C4000/C3300/C2800/C2200シリーズ」「imagio MP 5000/4000/3350/2250シリーズ」。

 App2Meは、リコーのデジタル複合機の機能やWebサービスとの連係を、ウィジェットとして提供するサービス。App2MeのWebサイトからダウンロードして使う。

 App2Meウィジェットを動作するには2つのソフトウェアが必要になる。デジタル複合機とPCを通信させるPC用のウィジェット管理ソフトウェア「App2Me Manager」、操作パネルにウィジェットを表示するデジタル複合機用ソフトウェア「App2Me Provider」の2つ。リコーのWebサイトで無償提供している。

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