残業についての考え方、経営者と従業員で違い(1/2 ページ)

毎月、どのくらい残業していますか? 会社の従業員に聞いたところ「10〜30時間」と答えた人が最も多く、次いで「10時間未満」「31〜50時間」と続いた。みずほ総合研究所調べ。

» 2010年10月20日 08時00分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 残業についてどのように考えている人が多いのだろうか。経営者と従業員に聞いたところ、経営者・従業員いずれも「ある程度の残業はやむを得ない」と答えた人が最も多いことが、みずほ総合研究所の調査で分かった。

 ただ、69.5%の経営者が「ある程度の残業はやむを得ない」と答えているのに対し、従業員は48.4%にとどまった。また従業員の40.8%は「残業は減らすべきだ」とする一方で、経営者は17.7%。経営者と従業員との間で、残業に関する意識に違いがあるようだ。

(出典:みずほ総合研究所)

 従業員に、毎月の平均残業時間を聞いたところ「10〜30時間」(44.7%)が最も多かった。次いで「10時間未満」(24.3%)、「31〜50時間」(17.2%)と続いた。

 また理想の残業時間を尋ねると「10時間未満」(42.5%)と答えた人がトップ。次いで「10〜30時間」(35.2%)、「残業なし」(18.5%)という結果に。「従業員が理想とする残業時間と実際の残業時間との間には乖離(かいり)が大きいことが分かった」(みずほ総合研究所)

(出典:みずほ総合研究所)
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