座面が動いて衝撃を吸収――“お母さんチェア”の廉価版「Luce」、オカムラから仕事耕具

岡村製作所は、多目的オフィスチェア「Luce(ルーチェ)」を11月末に発売する。着座から起立までの姿勢変化に座部と背部をフィットさせる技術を取り入れた。価格は肘なしタイプが7万1400円、肘つきタイプが8万4000円。

» 2010年11月10日 15時44分 公開
[藤村能光,Business Media 誠]
Luce

 岡村製作所(オカムラ)は、インダストリアルデザインを手掛けるイタリアのGIUGIARO DESIGNと共同開発した多目的オフィスチェア「Luce(ルーチェ)」を11月末に発売する。価格は肘なしタイプが7万1400円、肘つきタイプが8万4000円。

 着座から起立までの姿勢変化に座部と背部をフィットさせる技術を取り入れた。沖電気工業と共同開発したオフィスチェア「Leopard(レオパード)」で採用した「ロボットレッグの技術を応用した」(岡村製作所)という。Leopardは、「子供が親に抱きかかえられるような座り心地」をコンセプトにしている。

 背もたれは、腰まわりのランバー部分の織り密度を濃く、背中の部分の織り密度を薄くした「グラデーションサポートメッシュ」を採用。「しっかりとサポートしたい腰部分」「柔らかくフィットさせたい背中部分」というようにメッシュ部分の密度に濃淡をつけている。

グラデーションサポートメッシュ座面右下のレバーで上下調節 グラデーションサポートメッシュ(左)の背もたれ。座面右下のレバーで上下調節ができる(出典:岡村製作所)

 また、座った際に体への衝撃をやわらげる「スマートリラクゼーションシート構造」を採用。「体格・体重差にかかわらず、快適な座り心地を体験できる」としている。

スマートリラクゼーションシート構造 スマートリラクゼーションシート構造(出典:岡村製作所)

 フリーアドレスやコラボレーションワークといった「立つ・座る」の動作が多い場面での活用を想定したオフィスチェア。オフィスラウンジ、会議室への設置を想定したLeopardと用途を分けている。

 フレームはホワイトとブラックの2色、張材のカラーバリエーションはホワイト、ブラック、ミディアムブルー、アクアブルー、ライムグリーン、マンゴーイエロー、ベージュ、ダークブラウン、レッドの9色。キャスターはナイロンとウレタンの2種類。オプションとしてデザインアームも用意している。

image 出典:岡村製作所

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