どんな書類でも穴を開けずにファイリングを可能にする「クリップテープ」を使って、プロジェクトに必要な書類をまとめたファイルを作ってしまおう。
プロジェクトごとによく使う参考資料の束というのがある。1カ所にまとめておけば持ち出しやすくなり、管理も容易になるのだが、形状や厚みの異なるさまざまな書類や冊子が混じっていると、1冊のファイルにまとめてファイリングするのは難しい。また2穴ファイルにとじてしまうと、特定の書類だけを取り出したい場合にいったんすべてをバラさなくてはいけなかったりと面倒だ。
こうしたさまざまな種類の書類や冊子を1冊のファイルにまとめる際の強い味方となるのが、コクヨが発売している「クリップテープ」だ。これはファイルにとじるための2穴がついたシールで、穴が開けづらい冊子などに貼りつけてファイリングを容易にするアイテムなのだが、これを活用することで、資料の種類を問わず、1冊のファイルにまとめられるようになる。
例えばカタログや説明書などの冊子であれば、背表紙の位置に「クリップテープ」を貼るだけで、穴を開けずにファイリングできてしまう。厚みがあって穴を開けるのが難しい冊子を閉じるのも容易だし、不用意に穴をあけることによって本文の一部が欠けてしまうといった事態も防げる。
大学ノートなどもまとめてファイリング可能。特定のプロジェクトの議事を記録しているノートを一緒につづっておけば、議事の管理などもしやすくなる。最後まで使い切ったら別の2穴ファイルに移して保管するのも簡単なのだ。
このあたりまではクリップテープの活用方法としてはまだまだ序の口。たびたび取り出す機会があり、ファイリングしてしまうと機動力が落ちる書類については、クリアポケットの中に入れ、そのクリアポケット本体を「クリップテープ」でファイリングしてしまえば、持ち運びも取り出しもたやすい。
既製品のクリアポケットを使うのと違い、自分が使いやすいクリアポケットを使えるのはもちろん、クラフト封筒やエアクッション入の封筒などもそのままポケットとして使うことができる。
さらに、CDやDVDなどのマスターディスクの保管にも活躍する。CDを収納するスリーブに「クリップテープ」を貼りつけてファイリングしてしまえばよいのだ。レシートや付箋紙については、小物を入れて封ができるビニール製のポーチをファイリングし、その中に入れてしまうと散らからずに済む。
ペンを入れておけば、打ち合わせに出席したものの筆記具がなくて書き取れなかったという失敗をしなくて済む。
このほか、例えばカッターマットやマウスパッドなど、出先で使う機会が多いにもかかわらず持参し忘れることの多いツールは、それ自体にクリップテープを貼りつけて、まるごとここにとじてしまうのもありだろう。
今回は2穴ファイル用のタイプを紹介したが、穴間隔が9.5ミリの多穴ファイル用のバリエーションもある。用いるファイルに応じて使い分け、オリジナルの「おまとめファイル」を作るとよさそうだ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
---|---|---|
クリップテープ(タ-60) | 155円 | コクヨ |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.